私が考える5人の「A級戦犯」(1)

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標的となった拓銀と私
1997年、北海道拓殖銀行は経営破綻した。
その「最後の頭取」となった著者は、
現在話題となっている日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告と同じ
「特別背任罪」で実刑判決を受け、1年7ヵ月を刑務所で過ごした。
大手銀行の経営トップで収監された例は、他にない。
バブル経済の生成と崩壊を実体験した生き証人は、いま84歳。
後世に伝えるバブルの教訓をすべて明かす。

■私が考える5人の「A級戦犯」

 拓銀破綻から20年が過ぎ、多くの関係者が鬼籍に入りました。
 この「事件」がやっと「歴史」になるなかで、次第に私なりの考えを記しておきたいと考えるようになりました。
 なぜ拓銀は破綻してしまったのか。その責任は一体、誰にあったのか。
 第二次大戦後、連合国軍は大戦における日本の指導者たちを「戦争犯罪人」として裁きました。極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判です。

 その公平性を巡っては、今も「勝者の裁き」との批判もありますが、国民に「あの戦争とは何だったのか」を納得してもらうために必要なプロセスだったと思います。
 これと同じように、「拓銀破綻とは何だったのか」を多くの人に知ってもらいたい。
 仮に、私が東京裁判の裁判長のような立場になれるのならば、“拓銀破綻のA級戦犯”として挙げるのは、次の5人になります。

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