相続と遺言の基礎知識は庶民にも必須

相続と遺言の基礎知識は庶民にも必須

(takasuu/Gettyimages)

今回は『老後破産しないためのお金の教科書 』の著者である塚崎が、相続と遺言の基礎知識について解説します。

 相続とか遺言と聞くと、金持ちの話で自分には無関係だ、と考える庶民が多いのですが、じつは庶民が数百万の遺産を争そって兄弟喧嘩をするケースも多いのだそうです。むしろ「金持ち喧嘩せず」なのかもしれませんね(笑)。庶民の皆様、少なくとも本稿に記してある基礎知識くらいは知っておきましょう。

■遺言がなければ各自が法定相続分を相続する

 遺言がない場合に遺産がどのように相続されるのか、民法等に規定があります。亡くなった人を「被相続人」、法律の規定により遺産を相続する人を「法定相続人」、法律により決まっている相続割合を「法定相続分」と呼びます。

 遺言があったり、法定相続人全員が合意して遺産分割協議書を作成したり、法定相続人が相続を放棄したりすれば、これと異なる相続が行われることになりますが、その場合でも議論の出発点は法定相続分となる場合が多いようです。

■配偶者は、常に法定相続人となる

 被相続人に配偶者がいる場合、配偶者は常に法定相続人となります。ただし、ここで配偶者とは法律上の配偶者であって、事実上の絶縁状態であっても配偶者ですし、内縁の妻等は事実上の配偶者であっても法定相続人にはなりません。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)