徴用工判決介入疑惑、韓国前最高裁長官を起訴

 【ソウル=桜井紀雄】韓国最高裁が朴槿恵(パク・クネ)前政権の意向でいわゆる徴用工訴訟の確定判決を故意に先送りしたとされる疑惑で、ソウル中央地検は11日、職権乱用などの罪で、前最高裁長官の梁承泰(ヤン・スンテ)容疑者(71)を起訴した。韓国で最高裁長官経験者の起訴は初。

 聯合ニュースによると、起訴事実は裁判への介入に加えて、司法行政に批判的な判事を選別したとされる「ブラックリスト」作成や裏金づくりなど47件に及んだ。梁被告は全面的に否認しているという。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、日本企業に賠償を命じた確定判決への対応について捜査の推移を見て判断する考えを示している。捜査がヤマ場を越えたことを受け、文政権の対応が注目される。

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