認知症のケアに残された能力を生かして―東京都がシンポ
2009年9月17日(木)16時54分配信 医療介護CBニュース
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冒頭であいさつに立った都福祉保健局在宅支援課長の松山祐一氏は、「シンポジウムを通して認知症を身近なこととしてとらえ、一人ひとりが地域の中で、認知症の人と家族に対してどのような支援ができるかを考えるきっかけにしてもらうことを願う」と述べた。
続いて、首都大学東京健康福祉学部長の繁田雅弘氏が「認知症医療の最前線」と題して基調講演を行い、「4大認知症」と呼ばれる「アルツハイマー型認知症」「脳血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」のそれぞれの症状の特徴と、支援の在り方を解説した。
アルツハイマー型認知症の特徴の一つとしては「記憶障害」を挙げ、数分前から数日前の出来事に関する記憶を失いやすい傾向にあるなどと指摘。支援策としては、昔の記憶など本人に残された能力を生かし、それを刺激するような会話やケアのプログラムが有効とした。
次に、認知症介護研究・研修東京センター研究部副部長の永田久美子氏が「認知症ケアの最前線」と題して講演。少しの支えがあれば自立して生活できる認知症の人が都内に約9万人いると指摘し、地域に住む人たちの理解が必要と述べた。
その上で、認知症の人に対するケアについて、本人が発する言葉を丁寧に聴き、それを記録に残すことで、本人の気持ちや求めていることなどが浮き彫りになると述べ、本人の声をケアに生かすことが重要と強調した。
さらに、大起エンゼルヘルプ小規模多機能ホーム方南ホーム長の福井幸成氏は「小規模多機能型居宅介護」について、「訪問」「通い」「宿泊」の役割を持ち、どの場合も毎回同じ職員が接することで「柔軟かつ迅速な対応」ができると述べ、日々症状の変化が大きい認知症の人に向いていると指摘した。
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