在宅リハビリテーション、本人の主体性を大切に
2009年9月24日(木)18時41分配信 医療介護CBニュース
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長谷川氏は、脳出血で失語症になった患者の一人が、仲間と行った旅行などがきっかけでおむつが取れるなど症状が回復し、数家族でつくる自主グループの会長を務め、いろいろな言葉を発することができるまでになった事例を紹介した。その上で、障害を持っても楽しみや役割、責任を持つことができると指摘。「障害があってもできた」という考え方を持つことで、障害者が地域の中で主体性を持って活動することにつながると強調した。
また、脳卒中患者を含む中途障害者は、病気になる前の状態を基準にするため、「よくなっていない」「人に迷惑を掛けている」という気持ちを持つ傾向にあることから、ケアをする側は障害者に対し「迷惑ではなく、こっちも楽しんでいる」という気持ちを伝えることが必要とも述べた。
続いて、群馬県吉岡町の「井野整形外科・リハビリ・内科」理学療法士の唐澤裕子氏が、高齢者が通所リハビリテーションの利用を開始し、継続的に利用するための方策について講演。「リハビリをしたいが、知らない人と過ごしたくない」といった本人の不安や、「リハビリを頑張ってもらって、寝たきりにならないでほしい」といった家族の考えを聴き、それに対する解決案を提示することで、利用を開始できる状況をつくることが必要と述べた。
また、福島県会津若松市の「認知症専門デイサービスOASIS」室長で作業療法士の青木智子氏は、認知症の人に提供する作業について講演した。青木氏は、認知症の人は介護者の都合で何もやらない状態になっていることが多いが、自分に合った作業をすることで安心感を得ることができると指摘。ケアをする側は本人のやりたい気持ちを尊重し、本人が興味を持って取り組むことができる作業を考えて提供することが重要と強調した。
さらに、埼玉県坂戸市の「失語症デイサービスはばたき」代表で言語聴覚士の遠藤尚志氏は講演で、失語症のケアでは、言葉が不自由な仲間との触れ合いが非常に大きな力を持つと指摘。互いのあるがままの姿に共感し、励まし合いながら、一人ひとりのペースに合わせたプログラムを展開することが重要と述べた。
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