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社会

6年制薬学部の入学定員に「多過ぎ」の批判も

2009年10月16日(金)20時29分配信 医療介護CBニュース

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6年制薬学部の入学定員に「多過ぎ」の批判も [ 拡大 ]

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 文部科学省は10月16日、「薬学系人材養成の在り方に関する検討会」(座長=永井良三・東大大学院医学系研究科教授)の第5回会合を開いた。前回会合から約半年ぶりの開催で、同検討会が今年3月に同省に提出した「第一次報告」を振り返った後、大学(学部)教育の在り方について、事務局が提出した資料を基に委員らが意見交換した。意見交換では、6年制の薬学部の入学定員数について、複数の委員から「多過ぎる」と問題視する声が上がった。
 この日事務局は、大学教育の在り方などをテーマに今後の検討項目を示した「論点メモ」や、薬学部の入学定員などを示した「学部教育に関する基礎資料」などを提出。
 「論点メモ」では、▽社会的ニーズに応じた薬学教育の在り方など「薬学教育の全体像」▽入学者の質の確保への対策など「薬学教育の質の保証の在り方とその改善方策」―の2点について、具体的な検討が必要とした。
 「学部教育に関する基礎資料」では、今年度の薬学部入学定員が、医療人として質の高い薬剤師を目指すことを目的とした6年制学部で1万2000人、薬学に関する多様な分野に進む上で必要な知識を身に付けるための4年制学部で1314人とのデータなどが示された。
 意見交換では、6年制学部の入学定員が議論の焦点になった。
 望月正隆委員(東京理科大薬学部教授)は、2006年度に入学した1万1220人のうち、既に1620人が留年か退学の状態にあるとの調査結果を報告し、「優秀な人とそうでもない人が、残念ながらいる」と指摘した。
 高柳元明委員(東北薬科大理事長・学長)は、生徒の留年などの問題は以前からあるとした上で、「6年の教育スパンは長い。学内では2年生、4年生の早い段階で厳しくして進路変更をさせたらよいのではとの先生の意見もある」と述べた。
 「多過ぎる」数の問題に教育の質を上げて対処するという意見に対し、竹中登一委員(アステラス製薬会長)は「1万2000人が多過ぎるとしたら、それをどう減らすかを考えなければいけないのではないか」と、入学定員自体の引き下げの必要性を指摘。
 井上圭三副座長(帝京大薬学部長)は、「各大学は自主的に下げて、適正なところに持っていかなければいけない」との考えを示しながらも、「経営サイドを考えると、そんなに簡単には下げることはできないのでは」との懸念を表明した。
 これらの意見を受けて事務局側は、「強い危機感があると認識した」と述べ、今回の議論を踏まえ、改めて資料作成や論点整理に当たるとした。

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