「食事」で高齢者の「自分らしい暮らし」を
2009年11月9日(月)17時40分配信 医療介護CBニュース
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「今後の高齢者住宅の方向性」をテーマに講演した三浦氏は、認知症の高齢者などに見られる不安や混乱などの症状に対応するため、「自宅」として認識できるような「なじみの環境」が必要であり、中でも食事が「家庭らしさ、自宅に近い音や香りや雰囲気をもたらす」と指摘。その上で、阪神大震災後に建設された「ケア付き仮設住宅」の受け皿として設計した兵庫県尼崎市の「グループハウス」という高齢者住宅を紹介した。この住宅は、利用者それぞれが共有の台所で食事を作ることができるほか、移動販売での買い物などもできるのが特徴という。
三浦氏は、この住宅の特徴として日常会話が多いことを挙げ、利用者と介護職員の日常会話の回数の調査結果を示した。従来型の入居型施設では利用者1人当たり12時間で2.1回だったのに対し、グループハウスでは24.5回に上っていた。その上で、買い物をしたり、食事を作ったりする過程が、利用者と職員のコミュニケーションのきっかけになっていると指摘。「食の自律」が、高齢者の「自分らしい暮らし」につながるとの認識を示した。
また、高齢者住宅の情報提供や事業評価などを行う「コミュニティネットワーク協会」の高齢者住宅情報センター長の米沢なな子氏は、「開設時ほぼ満室!高齢者参加型高専賃」と題して講演し、今年10月に神戸市内に開設した適合高齢者専用賃貸住宅「ゆいま〜る伊川谷」を紹介。開設前から、入居希望者のための土地見学会や設計士による説明会、介護の勉強会、後見人制度のセミナー、入居者懇談会などの取り組みを続けてきたことなどを説明した。
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