不況の今も引く手あまたの人材とは
2009年10月7日(水)8時50分配信 All About
不況でも欲しいと思われる人材とは、どんな人? [ 拡大 ]
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経営者や人事の方に、「どんな人材が欲しいですか?」と質問をするとかえってくる答えは景気が良くても悪くても相場はだいたい決まっています。
それは「自律的な人材」「成果を出してきた人材」「当たり前のことを当たり前にできる人材」です。年齢が30歳以上になると「マネジメントができる人材」という要素が加わります。
■「企業が絶対欲しい人材」が持つスキル
会社側が欲しがる人材の方とは具体的にどんなスキルを持っているのでしょうか。例えば下記のようなスキルがあります。
・PDCA(プラン・ドゥ・チェック・アクション)のサイクルが回せるスキル
・リーダーシップ
・人を巻き込む力
加えて必ず話題になるのが、人間的魅力に溢れている人材が欲しいということ。そのような人材のことを「ヒューマンスキルが高い人材」などと呼ぶことが多いです。とくに管理職になると、技術スキルや業務スキルだけではなく+αの能力で人をまとめる力、周囲を調整する力が重要になってきます。
新卒の頃から人間が素晴らしくできているという人はほとんどいないわけで、仕事におけるヒューマンスキルとは後天的に身につけたり、伸ばしたりできるものだと感じます。
■ヒューマンスキルを伸ばすためには?
ヒューマンスキルを持って生まれた天性のものと考えずに、後天的にも習得可能なものだと考えてみることが一番重要です。
まず自分のヒューマンスキルの構成要素を理解し、次に現実的に自分のビジネスシーンの中でどのように課題となっているかを知り、改善しましょう。
経営幹部の方に「なぜそのような重要なポジションにつくことができたのか?」と質問しますと、大半の方が「たまたま運が良かったから昇進した」とか「当たり前のことをやってきただけ」という回答をされます。しかし、このような話をそのまま鵜呑みにしてはいけないと思います。じっくり話しを伺っていると経営幹部の方は運を引き寄せるだけの日々の努力や高いレベルにありますし、当たり前の基準が普通の人とは異なっていることが多いようです。
リンクアンドモチベーション代表の小笹芳央氏の著書「仕事がうまくいく自分の創り方」には、このヒューマンスキルについてビジネスシーンに沿った10の構成要素について記述があります。
報告/主張/依頼/相談/説得/命令/拒否/忠告/謝罪/支持
の10項目です。
それぞれの言葉は誰でも知っている言葉ですが、ひとつひとつの言葉の意味を噛み締めますとガイド高野自身もできていないなと反省しきりです。とくに「拒否」については、今話題の勝間和代さんが「断る力」という本を書いています。ご存知の方も多いかと思います。ついつい断れないこと多いものです……。
例えばこんな経験はありませんか?
●状況
上司から仕事を頼まれた。上司の言われるがままにやるのは簡単だが、このままだとこのプロジェクトは失敗しそうだ。しかし上司は意見をし難い雰囲気を持っている。
●過去体験
一度自分から意見したところ、「だったらお前がやってみろ」と丸投げされ結果として仕事の成果を出すことができなかった。しかも自分の責任となりその期の評価が下がってしまった。結婚もしたし評価が下がるリスクを負いたくない。
●上司の性格
自分が常に一番正しい意見を持っていると信じている。間違いを指摘されることを嫌う。プライドが高い。確かに優秀ではあるが、ときおり独善的になり周囲の「気持ち」を考えずに仕事を進めることがある。
どのように働きかければ上司の方や関係者に軋轢をうまずにうまく調整できるのでしょうか。何もしないで上司の言われた通りやる人もいれば、はっきり発言し喧嘩をしながら進めるという人もいます。そうではなくデータ分析結果を持って何も意見をせずに上司に考えてもらう人もいれば、飲みにいったり、遊びにいって上司との距離をつめる人もいます。自分の得意な方法を見失わずに、新しい仕事のスタイルや幅も広げていきたいものです。そういったことからもヒューマンスキルは磨かれるのではないでしょうか。