社会人のための「使える大学」の選び方【9】 技術に詳しい理系に有利な「弁理士」/社会人大学院ってどうなの?
2009年9月4日(金)9時0分配信 CAREERzine
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夏休みなどの長期休暇は、資格取得やスキルアップに向けて情報を集めるいい機会です。大学専門の石渡さんがお送りする学費と時間をムダにしない大学選び、第9回は「弁理士」「MBA取得」、そしてなんと「女子アナ」です。
大学の選び方、第9回は3つのネタをまとめたサービスパック編です。
大学ネタは今回で最後にする予定だったのですが、1本書けるほどのネタがもうなくなっていました。幸い、かき集めればまあ1本できる程度はあったので、「サービスパック」になった次第。
え? そんなの著者の怠慢じゃないか? まあ、そうおっしゃらずに。違うネタが一気に3本も読めてお得じゃないですか。お得ですよね。得だと言え、言ってください(涙)。
■生き残るには、専門分野の知識がマスト「弁理士」
特許・商標権などを特許庁に出願する際、代行する知的財産の専門家が弁理士です。訴訟の代理権も認められています。ただし、弁護士なら無試験で弁理士登録ができるため、専門分野に熟知していない弁理士は今後、不利になっていくでしょう。その点、技術に詳しい理工系出身者であれば、生き残り可能とされています。
取得後は、特許事務所に勤務するか、企業の法務部などに所属するか。ただ、取材した限りではすぐ特許事務所を独立開業できるか、というとそれほどでもなさそうです。
■弁理士大学別合格者数ランキング順位大学合格者数 1東京61 2大阪42 3京都41 4早稲田39 5東京工業33 6慶応32 7名古屋26 8日本18 9東北16 10九州15 11東京理科13 12横浜国立11 13神戸10 13明治10 13筑波10 16東京農工9 16千葉9 16関西9 19北海道8 20大阪府立7 20首都大学東京7 22上智6 23立命館5 23金沢5 23名古屋工業5 26広島4 26関西学院4 26お茶の水女子4 26大阪工業4 26静岡
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『進路図鑑2010』より引用。特許庁調べ(2008年)
■通っているのは企業派遣ばかり MBAなどの社会人大学院
たまに、「今の仕事を辞めて、社会人大学院に通ってから転職活動をしたいと思う」と相談されます。実際、MBAを取得するなどの目的で通っている人が、一定数いるようです。しかし、社会人大学院にはそれほど価値があるのでしょうか。
実は、どこも学生集めに苦戦しています。ボロボロとまでは言いませんが、企業に学費を負担してもらって通う「企業派遣」の大学院生がいるからです。
社会人大学院の特集を組んだ雑誌やムックには、必ずといっていいほど社会人大学院生が登場します。その中から企業派遣でない人を探すのは、至難の業といっていいでしょう。仕方なく企業派遣の社会人を出して、企業派遣の点にはあまり触れないという編集方法もなくはありません。
社会人大学院を検討中の会社員の方は、まず、自社に企業派遣の制度がないかよく調べてみてください。個人で負担する場合、費用はもちろんかかります。それに仕事を辞めた後だと、頑張って勉強しても転職できるかどうか、まったく保障がないという点も不安材料。企業派遣が特にない場合でも、できるだけ仕事と両立させながら通う方がよろしいのかな、と。