「とりあえずお金を貯めろ」ミュージシャン、アスリートの言葉に学ぶ仕事魂
2009年10月8日(木)9時0分配信 CAREERzine
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リクルート出身の人事のプロ、常見陽平がいつの時代も求められる人になる方法を教えます。小手先のテクニックに頼るのではなく、ビジネスパーソンとしての底力を磨き、流行に左右されない人になりましょう。
これまで2回にわたってお届けしてきた語録特集。3回目の今回は、ビジネスパーソンではなく、ミュージシャンやアスリートの語録に仕事魂を学んでみたいと思います。
■「とりあえずお金を貯めろ」スガシカオさんの深い言葉
まず、最初にご紹介させて頂くのはミュージシャン、スガシカオさんの語録です。スガシカオさんは、テレビ番組『情熱大陸』の500回記念スペシャルでこんなことを語っていました。
「やりたいことが見つからない。いまどうしようか迷ってます」という人には、「とりあえず金を貯めろ」と言ってるんですよ。何か見つかったときに、金がないと行動も起こせないから。
スガシカオさんは、大学を卒業した後、会社勤めを経験しています。約4年間仕事をした後、退職し、ミュージシャンとしての活動を始めました。貯金があったおかげで、半年間何も働かずに音楽に没頭できたのだそうです。
たしかに何かやりたい、特に好きなことをやりたいと思ったときにはお金が必要になることは間違いありません。逆にお金が足りないが故に、やりたいことをあきらめた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
■学生が陥りがちな「やりたいこと中毒」に注意
この言葉は実は、「やりたいこと」の探し方のヒントにもなるのではないかと思います。仕事柄、就活中の学生さんと話すことがよくあるのですが、「やりたいことが見つからない」という悩みの声をよく聞きます。あたかも「やりたいこと」を仕事にしなければならないかのように思っている学生さんも多いですね。「やりたいこと」が見つからないために一歩踏み出せない人もいます。
この「やりたいこと」はどのようにすれば見つかるのでしょうか? 立ち止まっていても何も始まりません。「やりたいこと」は何かをやっている過程で見つかるものです。
まずは、食べていくために稼ぐこと、将来のためにお金を貯めることを意識しましょう。そのために、出来ること、やらなければならないことから始めるべきです。お金を貯める過程で自然に視界も広がり、やりたいことも見つかっていくはずです。そして、スガさんのように、やりたいことが見つかったときに、何も考えずに没頭できる環境を手に入れられるでしょう。
やや余談ですが、学生さんと話をしていると「やりたいこと中毒」だと感じることがあります。そして、「やりたいこと」だけでキャリアを考えるのは極めて危険だと思います。「やりたいこと」は思い込みに過ぎないかもしれませんし、変化していくものです。また、特に好きなことを仕事にすると、嫌な部分を覗いて幻滅することもあります。
現在、私は35歳。ビジネスで大きく成功した仲間も周りに増えてきました。その仲間たちに共通しているのが「やりたいこと」だけで考えていないということです。「やらなければならないこと」「できること」成功した人は必ずここを意識して仕事をしています。この視点も大事にしましょう。
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