食品再編「スティルパートナーなれのはて銘柄」に注目 【日経新聞の読み方】第7回
2009年8月31日(月)9時0分配信 MONEYzine
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まいど! 相場の福の神・藤本誠之です。サントリーとキリンHDの経営統合が決まりました。今後、ビール業界を核に飲料業界は、間違いなく再編の方向へ向かうでしょう。一方で食品関係のメーカーでも再編の動きが生じています。
■食品メーカーの再編事情
先週もお話したとおり、サントリーと【2503】キリンHDの経営統合が決まりましたが、ビール業界・飲料業界に限らず、食品関係のメーカーは、今後どんどん再編されていく可能性があります。
というのも、流通は今、【8267】イオンと【3382】セブン&アイHDの大手2社しかないも同然だからです。流通が力を持つと、食料品の品揃えについても当然、力を持つようになります。
しかも、今は流通大手のPBブランドの食品がガンガン売られるようになりました。流通がPBブランドに力を入れ始めると、これまではメーカーに委託してOEM生産していたのが、今後は原料の輸入から自社で手がけ、メーカーに生産委託するようになるようです。
となると、価格面を含め競争が激化するのは目に見えています。食品メーカーとしても、スーパーでの棚を確保するために、流通に力を持ちたいと思っています。
それに、時価総額が小さなメーカーだと、PB商品生産工場として、会社ごと流通大手に買われてしまう可能性もあるからです(とはいうもののリスクとのバランスがありますから、完全に子会社化してしまうか、原料を調達するが下請け化にとどめるか、どちらの流れに進むとははっきり言えませんが・・・)。
業界では再編の方向へ進むのは、自然な流れだといえるでしょう。 同じジャンルの食品だけでなく、スーパーの棚で隣り合う商品・・・例えば醤油とソースとか、ハムと水産とか、調味料と加工食品とか・・・の組み合わせも考えられると思いますね。
いずれにしても時価総額が小さなメーカーが、大きなメーカーに吸収合併されるような形が多いのではないか、と予想できます。
この連載でも何度かお話ししていますが、合併の時は、時価総額が小さな会社の株価が上がり、つられて業界全体の株価が上がりますから、要チェックですよ。
■グリコに注目、その理由は?
ちなみに食料品業界は、不景気による内食がらみで、上がっている銘柄が多いです。 例えば、【2801】キッコーマンはつゆ・たれの類い、【2875】東洋水産は『マルちゃん焼きそば』、【2612】かどや製油はごま油がそれぞれ好調。
また、内食がらみでお取り寄せも好調なので、先月もお話した通り、宅急便もいい感じです。特に7月下旬の天候不順が、内食・取り寄せ傾向に拍車をかけた影響が大きいのでしょうね。
で、好調な食品メーカーの中でも、私・藤本が特に気になっているのが【2206】江崎グリコです。前々から「オフィスグリコ」のビジネスモデルは、この先伸びるとにらんでいた藤本。大きなビルに勤めていると、(高層ビルの上層階ならなおさら)コンビニへ行くために外へ出るのが、めっちゃ面倒なんですよね。小腹を満たす商品を、向こうから売りにきた上、いつでも買えるようにとキープ用に置いていってくれるとは、願ったり叶ったり。
現在はグリコ全体の売上の1%ということですが、まだ実施範囲も東京・名古屋・大阪・福岡のみと限られているから、それもそうでしょうという感じ。しかし競合がいないので、全国に拡大すると売上が伸びないわけはない、と思います。
「オフィスグリコ」の仕組みは、エリア営業所を1カ所設置して、その周辺の会社に商品を置かせてもらう方式ですが、これは、コピーのトナー販売に似た「メンテナンスビジネス」といえます。さらに、オフィスグリコの仕組みは、定番商品と新製品をバランスよく入れているのがウマイところだと思います。
定番は必ず買っても、それだけではあきるので、新しい商品も試したくなるというのが人の心の常というものだからです。
でも、相場の福の神・藤本がグリコに注目しているのは、オフィスグリコだけが原因ではありません。
■「スティルパートナーなれのはて銘柄」に訪れるチャンス
今、私は「スティルパートナーなれのはて銘柄」に注目しています。
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