ネット発「訳あり」商品が大ブーム スーパーや百貨店でも特設コーナー設置の動き
2009年11月1日(日)10時30分配信 MONEYzine
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不景気の影響で家庭では消費を控える傾向が強まっているが、そのような中、ブームを巻き起こしているのが、「訳あり」の商品だ。
訳あり商品とは、形や色が規格外となる野菜やフルーツなどを通常品と比べて格安で売り出される商品のこと。たとえば収穫前に風で擦れて傷がついたりんごは贈答用には向かない。そこでネットで20~70%で販売されるのだ。見た目を気にしなければ品質はもちろん通常の品と同じだ。
これまで廃棄せざるを得なかった農家にとっても買い手が見つかり、在庫が処分できるし、また商品が激安で、その理由が明白とあって節約志向のユーザーにとってはお得感が強い。売る側と買う側の双方が満足行く関係を築いている。
「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」など大手ネット通販サイトでは、このところ売上ランキングで「訳あり」が上位に顔を出してきたことから、次々と訳あり商品専用のページを開設し、全面的に押し出している。製造工程で割れてしまったせんべいを30%引きで販売するあるショップには、購入したユーザーから「味も申し分なく楽しめた」「とても得した気分」などの感想が寄せられている。
これを見たスーパーや百貨店でも、顧客の囲い込みを狙って訳あり商品を扱い始めた。もともと野菜には1~2割程度の「規格外」が発生する。これを目につけたスーパーがその理由を提示して売り出し、好評を得ている。また高級百貨店の松屋はお歳暮商戦に注力する一方で、自宅配送限定のカタログを作成し、贈答には向かない割れたマロングラッセ(クリを砂糖漬けにした菓子)などの「訳あり品」など64点を掲載。包装も簡素にし、定価より15~40%安くし売り出している。
またこれまでは「訳あり商品」と言ったら食料品が中心だったが、最近ではパソコンやデジタル家電の訳あり品を取り扱うショップが登場している。通常品と比べて商品自体には何の損傷もないが、箱に穴が開いていたり、破れが見られる商品を値引きしているのだ。これらの商品は購入後に箱をすぐ捨ててしまう人にとっては何の抵抗もなさそうだ。通常10万円以内の商品の場合、破損の程度によって1000~3000円引きになるという。
通常品とは異なり、これまで行き先のなかった規格外の商品たちが、いま消費者の支持を受け拡大する「訳あり商品」という1つのブランドを形成し、普及している。
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