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経済総合

実はあまりお得じゃない? 「100円パソコン」ビジネスのカラクリ

2009年11月5日(木)10時30分配信 MONEYzine

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 激安で話題の「100円パソコン」。家電量販店の店頭で販売されているのを見るが、本当に高機能の新品パソコンを100円で買えるのだろうか。

 最近、家電量販店の店頭で100円のパソコンが販売されているのを見たことがある人も多いのではないだろうか。値札を見た客は「100円でパソコンが買えるなんてウソみたい」と驚くが、いろいろな機能を詰め込んだ新品のパソコンが100円で本当に買えるのだろうか。

 結論から言うと、100円でパソコンを購入することはできる。が、ある条件付きだ。その条件とはデータ通信サービスとのセット商品であるということだ。たとえばイー・モバイルのモバイルブロードバンドサービス『スーパーライトデータプランにねんMAX』に新たに加入し、かつ2年間継続して利用するという条件をクリアしなければ、ユーザーは100円でパソコンを購入することはできないのだ。またパソコン本体はもともと5万円程度の小型の「ネットブック」が主だが、持ち運びには便利であるものの、他の新モデルのパソコンと比べると性能はそれほど高くはない。

 2年間の継続利用が条件ということだが、ではその期間の出費はいくらになるのか。データ通信の月々の使用料は利用量に応じて2900円~6880円に設定されているので、最低でも2年分、69600円(2900円×24ヶ月)の負担が生じることになる。しかも契約時にはパソコン本体100円のほかに、手数料として2835円を負担が発生するので、100円ぽっきりでパソコンが手に入るということではないようだ。

 100円パソコンのからくりを知って騙されたと感じるユーザーもいるかもしれないが、とは言っても損するわけでもなさそうだ。パソコンを利用するほとんどの人はインターネットを使うので、どちらにせよブロードバンドサービスを利用することになる。もし新しくネット回線の導入を考えている人ならば、その分がイー・モバイルへの月々の支払として考えればお得なプランとも言える。同社のブロードバンドサービスを利用する場合には、ネットブック単体が5万円前後であることを考慮すると、100円パソコンをセットで購入した方が2年間トータルで実質2万円ほど安くすむ。

 ビジネスの仕組みとしては1円で販売されていた携帯電話と似ているが、購入者にとっては初期費用として高額な資金を負担する必要がないのがメリットだ。そのため見た目の安さとあいまってイー・モバイルへの加入者は毎月数万件から多い月では10万件を超えるほど伸びを見せており、100円パソコンは人気商品へと成長している。

 ただし実際に購入する際には、他のブロードバンドサービスの月額料金と比較したり、自分が求めるパソコン本体の性能をネットブックが備えているかなど、よく確認してほしい。

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