<女性起業家が日本のビジネスを変える>第6回 株式会社和み代表取締役社長 作山若子氏インタビュー
2009年10月16日(金)10時0分配信 @niftyビジネス
第6回 株式会社和み代表取締役社長 作山若子氏インタビュー [ 拡大 ]
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その感性を活かし、モノづくりの分野に挑戦する女性起業家たちへのインタビュー。いよいよシリーズ最終回となる第6回目は、オーガニック・フェアトレードの珈琲、紅茶、ハーブティーなどの製造販売や輸入販売、直営店の展開をされている「株式会社和み」代表の作山若子氏に、これまでの特徴的なキャリアと起業までの経緯やモノづくりへのこだわりなどについてうかがいました。
全国ナンバーワン営業におとずれた人生の転機
── まず「飲料」を扱うことを選ばれた理由を教えて下さい。
銀座のど真ん中にある
nagomi-NATULURE 銀座本店
作山(以下:作)私が起業する前に勤めていた会社は国内で飲料を販売する大手会社だったのですが、そこでお茶や珈琲のいろんな成分を独学で勉強するうち、お茶や珈琲には身体にいい成分がたくさんあることを知りました。私は昔からあまり体が強くない方だったので、美味しくて無添加・無香料の、美容と健康に良い飲料を提供することを通じて世界の人の役に立ちたいと考えるようになったのです。また、小さい頃からお金よりも健康を大切にしたいと考えてきたので、私も単なる「嗜好品」としての飲料ではなく、美容と健康にいい「水溶性食品」として飲料を扱いたいと考えるようになりました。
── 前職では営業職としてお勤めされていたとのことですが、当時のことを教えてください。
作:株式会社ユナイテッドスティール(現・ユニマットライフ)の札幌営業所のオープニングスタッフの募集があり、事務職として採用されたのが20歳の時です。
入社後、上司から「営業をやってみないか?」と声をかけられ、「何をすればいいのですか?」と聞いたところ、「1日3回クライアントにコーヒーを案内してくればいい。」と言われて、それなら自分でも出来ると思ったのと、歩合制だったので、頑張れば事務職よりも稼げる!と思って(笑)トライしました。その次の日から飛び込み営業で北海道内のほぼ全ての会社を回りましたね。
続けているとどんどん欲が出てくるもので、営業経験のない私が7年間営業をやって年々営業成績が上がっていき、最終的には全国に1,500名いた営業の中で2年連続1位になれたんです。
── それでは、起業されたきっかけや経緯、エピソードについて教えてください。
作:起業のきっかけの1つは、仕事と育児の両立に悩んでいたことですね。営業成績で全国1位を取った後、リーダーとして新しい営業所の立ち上げを担当させて頂いたり、様々なミッションを経験して、管理職として東京本社に転勤になりました。
28歳で結婚をしてその後出産もしたのですが、当時、その会社では女性で本社に転勤したケースも初めて、営業上がりの管理職も初めて、管理職になって結婚した女性も初めて、と初めてづくしで、おまけに全国で産後復帰した前例もなく、出産後、「すぐ帰って来て」と言われ、3ヶ月半で戻りました。
その直後も、夜9時や10時からの会議が当たり前にあったり、イベントの立会いをしていたときはほとんど家に帰れないと言う時期もありました。商談に行く際もベビーカーで子供を連れて行ってスタッフに預かってもらってクライアントの対応をすることもありました。そんな状況は、やはりとても大変だったんです。
さらにもう1つのきっかけは、他人が作った商品を売るのではなく、自分が納得できる原料や商品を取り扱いたい、と強く思っていたからです。このまま会社の仕事を続けるか、転職するかと悩んでいたとき、尊敬する知人に相談したら、「何で起業して自分でやらないんだ?」とお叱りを受けたんです。
自分で起業すれば、1日中子供を背負っていても誰にも文句を言われないですし、自分が好きな商品を扱えるし、こだわりも貫けるし、ルールも自分で決められるんだから、と決断しました。
会社を辞める時、社長には「起業して、外に出て役に立てる人材になりますので宜しくお願いします。」と、今思うととても生意気なことを言って出てきました(笑)。そして、退社した同じ年の2002年に起業し、有限会社和みを設立しました。