目が覚める提案書―花王社長 尾?元規
2009年11月2日(月)11時0分配信 プレジデントロイター
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花王は一風変わった会社で、会議でペーパーを配る習慣がない。会議はもっぱら、スライドをプロジェクターで映しながら進められる。
これは、出席者の意識を一点に集中させるためだ。分厚い資料を配ると出席者が別々のページを読んでしまうため、意識が分散してしまう。参加者全員が意識を集中させて徹底的に議論をすれば、「よしやろう」「これは、ダメ」と、その場で結論を出すことができる。他社によく驚かれる光景だ。
「即断即決」のためには、提案書は簡潔にまとまっていなければいけない。映し出された瞬間、参加者全員の共通理解を得られるものである必要がある。いくら内容が優れていても、小さな文字で記されていたら、十分に理解できないうちに次のページへ進んでしまう。1項目につき普通は2行、長くて3行。これが限度だ。
そして、訴えたいことは起承転結のあるストーリーとして整理しておく。さまざまな要素を簡潔なことばに凝縮し、それを並べ直すわけだ。
成功する商品は必ずストーリーを持っている。ストーリーに欠損や無理がある場合、その商品は絶対に成功しない。