簡にして要の報告書―スクエニHD社長 和田洋一
2009年11月3日(火)13時0分配信 プレジデントロイター
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報告のための報告書は必要ない。私がそう意識するようになったのは、野村証券の営業マン時代です。毎日、上司へ提出する営業日報を書きながら、こんな疑問を感じていました。営業で大切なのは結果を出すこと。一日の行動を記しただけの報告書に意味があるのか。できる営業マンは顧客リストが刻々と変わる。上司はリストの変化だけをチェックすればいいはずだ――。
そんな経験があるので、いまも単なる報告だけの報告書は書かせません。報告が必要なのは、当初の提案や前提に変更が生じた場合のみ。進捗の気になる案件は、電話や携帯のメールで「あれ、どうなってる?」と直接問い合わせます。報告書では取り繕えても、不意打ちだと都合の悪いことを隠し通すのは難しい。部下のうそを見破るのは上司の義務です。私自身、一切ごまかしが通じない厳しい上司に恵まれたから、いまの自分があると感謝しています。
口頭の報告に便利なのがホワイトボードです。図表やキーワードなどを書きながら説明させると、担当者がその案件をどこまで深く理解しているか、すぐわかります。
それは文書でも同じ。