2009年フォーブス日本の億万長者ランキング
2009年6月5日(金)21時48分配信 ゆかしメディア
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今年のランキングは昨年とは様相を異にしている。まず集計対象の1000億円以上の億万長者は24人から17人に減少。時代を映し出すかのように、顔ぶれに大きな変わりはないものの、順位はハッキリと時代背景がうかがえる。
不動産、金融系が苦しむのとは別に、小売・流通系が躍進している。特に1位の柳井正・ファーストリテイリング会長兼社長が3600億円から6000億円へ資産を増やし、順位も7位から1位へと大きく上げた。
また、8位三木谷浩史・楽天会長兼社長は2600億円から3400億円へ、前年は9位。11位三木正浩・ABCマート創業者は1800億円から2100億円へと上げている。キャラクターは三者三様ながらも、ともに新たな消費者市場を作ったパイオニアと言え、この不況下において、支持を集めた格好だ。?
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■株価は1年で約30%上昇
柳井正氏のファーストリテイリングの持ち株数は2800万株、持ち株比率は26.68%で筆頭株主。昨年2月のファーストリテイリングの株価は8000円前後、しかし今年の2月には約1万1000円と急騰している。1年の短期間において約30%も上昇していることになる。
日本が株高に沸いていた2005年に、柳井氏はいったん退いていた経営の最前線に復帰。売上1兆円を目標に置いた。しかし、同時に流通業界も国際化を迎えていたころで、東京にもH&M、フォーエバー21、ギャップなど日本市場を攻略しようと、世界のプレーヤーたちが戦いを挑んできた。だが、ヒートテックなどのヒット商品を生み出し互角以上の戦いを展開している。
昨季の売上は約5900億円。目標の1兆円には遠いが、今後も続々と世界の主要都市にユニクロの大型店舗をオープンさせる方針だという。さらには2007年にバーニーズの争奪戦に敗れたが、海外M&Aの話も再燃するかもしれない。今回初の1位となったが、まだ資産は6000億円。売上と同時に資産総額も1兆円超えを目指してほしいものだ。
■次世代の億万長者は?
ここ数年、ランキングの顔触れに大きな変化はない。同じメンバーの中で順位が入れ替わっているという印象だ。ただし、今年のランキングを振り返ると、リーマンショックの影響も大きく、産業構造の転換の兆しも感じさせる。では、次なるプレーヤーはどこにいるのか?
今、アジアに280万人いるとされる富裕層。そのうち、約54%にあたる151万人が日本にいるのではないかということが、「アジア太平洋ウエルスレポート」2008年版(メリルリンチ、キャップジェミニの共同調査)の発表でわかっている。フォーブスランキングは1000億円以上が対象だが、この151万人は近い位置にいる。
特にこれからの将来を担う若い富裕層たちは「高学歴」という一つの特徴がある。ちなみに純金融資産1億円以上の人限定のプライベートクラブ「YUCASEE」(ゆかし)会員の中で「自宅・別荘」などの不動産に次ぐ関心事項が「教育」。フォーブスのランキングを見渡しても高学歴者、もしくは自ら学んで才覚を伸ばしていき、ここまでに至った人ばかりだ。
子弟にレベルの高い教育を受けさせ、稼ぐ力を身に付けさせる富裕層。1000億円以上の壁は高いが、将来ランキングに登場するであろう億万長者は、YUCASEE会員ジュニアから出てくるかもしれない。
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