「NY金先物が節目の1000ドル突破」昨日のドル・円は、東京市場では、アジア諸国の株式指数が堅調に推移したことで92円99銭から92円27銭まで下落、欧米市場では、NYダウが底堅い動きを見せたことなどで92円04銭から92円41銭で推移し、92円33銭で引けた。
2009年9月9日(水)9時5分配信 フィスコ
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先週末以来、ドルはユーロ、英ポンドなどの主要通貨だけなく、ブラジルレアルや南アフリカランドなどの新興国通貨に対しても売られている。9月4-5日に行われたG20財務相・中央銀行会議では、銀行の自己資本規制を強化することや高額報酬の抑制を目指すことなどが合意されたが、為替についての議論が行われていない。G20の会合結果を意識した動きでもないようだ。この欄でもすでに指摘しているが、8月米失業率は予想に反して9.7%に上昇したものの、非農業部門雇用者数は前月比-21.6万人にとどまり、雇用者数の減少は市場予想の-23万人を下回った。失業率の上昇は職探しを新たに始めた人が増えたことも影響しているとの見方もあり、雇用環境がさらに悪化しているとは言い切れない部分もある。雇用統計内容の悪化を嫌ってドル売りが進んだわけでなく、雇用統計発表後もドル売りの流れは変わらなかったと見るべきか。NY金先物は節目の1000ドルを一時突破したが、1000ドル近辺で引けており上値達成感は広がっていないようだ。最近における金とユーロの上昇は中期的なドル相場の下落を単に示唆するものではなく、それ以上の意味があるかもしれない。
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