情報BOX:深セン証取が開設する中国版ナスダック
2009年10月26日(月)19時52分配信 ロイター
10月23日、中国の深セン証券取引所はベンチャー企業向け市場「創業板(中国版ナスダック)」を公式に開設。写真は深セン証取に設置された株価ボード(2009年 ロイター/Bobby Yip) [ 拡大 ]
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[深セン 23日 ロイター] 中国の深セン証券取引所は23日にベンチャー企業向け市場「創業板(中国版ナスダック)」を公式に開設した。ソフトウエア会社の北京神州泰岳軟件<300002.SZ>やスポーツウェア製造の北京探路者戸外用品<300005.SZ>など28社が30日に上場、取引が開始される。
<創業板とは>
成長が見込まれる新興企業を対象とすることにより、上海と深センの2大証券取引所を補完することが目的。深センのメインボードと平行して開設され、2つのメインボードと中小企業向けの中小板などとともに中国の資本市場システムを構成する。
<メインボードとの違いは>
上海と深センのメインボートより上場基準が緩やかで、リスクは高いがより利益が期待できる投資機会を提供する。取引基準、情報公開、上場廃止はより厳格。
<なぜ開設するのか>
旧国営企業が多くを占める既存の取引所から除外されていた中小の民間企業に、資金が行き渡るようにすることが目的。
これらの中小企業は通常銀行融資を受けることが難しいが、政府は成長持続や製造業への依存を減らすことに躍起になっており、技術革新や雇用創出といった点から非常に重要な存在となっている。
投資手段の拡大も狙い。起業家精神に対する一般の関心を高め、国内ベンチャーキャピタルとプライベートエクイティ投資の後押しも目的とされている。
<上場可能な企業は>
直近の過去2年が黒字で、累計の利益は1000万元(146万ドル)以上で着実に増加していることが条件。
直近1年の純利益が500万元以上で売上高は5000万元以上、直近2年のいずれかで売上高の伸びが30%以上であることも条件となる。
さらに、直近の期末での純資産が2000万元以上で、補填されていない損失がないこと、上場後の資本が3000万元以上あることも求められる。
<他国で同様の市場は>
渤海証券によると2008年末時点で世界に同様の市場は47ある。米ナスダック、英AIM、韓国のコスダックなどが成功例で、香港のGEM、日本のジャスダックは投資家の熱意が後退気味。