日経平均反落、円安への反応鈍く決算待ち
2009年10月27日(火)11時53分配信 ロイター
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[東京 27日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反落。26日の米株下落を背景に、東京市場でも主力輸出株を中心に売り先行となった。ドル/円が1ドル92円台と円安基調で推移しているが、株価下支え要因とならず。売り一巡後も下げ止まり感が弱く1万0200円台前半で前引けた。
市場では「コア30銘柄や金融セクターへの売り圧力が強い。円安は好材料だが、海外株式市場が崩れてくると厳しい。決算発表を見極めなければ動きにくい」(東海東京証券エクイティ部部長の倉持宏朗氏)との声が聞かれた。
前場の東証1部騰落数は値上がり120銘柄に対して値下がり1516銘柄、変わらずが51銘柄だった。東証1部の売買代金は6652億円。
みずほ証券エクイティ調査部・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は、TOPIXの軟調を懸念する。「日経平均はきょうは反落ながら25日移動平均線をクリアするなどもちあいとなっているが、TOPIXは25日線を割り込んでいる。TOPIXの下押し圧力が日経平均に波及するか注視している」と述べた。「為替が1ドル92円からもう一段の円安が進まないことも、相場の戻りを鈍くしている」(三浦氏)という。
別の市場関係者は「8月、9月のレンジとなった1万0200円─1万0600円には、60兆円といわれる累積売買がしこりとして残っている。これを解消するには時間がかかりそうだ」(国内投信)と指摘している。
一方、コスモ証券・投資情報部副部長の清水三津雄氏は「全体が軟化するなかでも、上方修正を発表した銘柄には買いが入るなど、相場内容は悪くはない。決算発表を注視しながら、上値を取るタイミングを計っているようでもある」とみる。きょうは大引け後に、日立建機<6305.T>、花王<4452.T>、キヤノン<7751.T>、ヤフー<4689.T>などの決算が発表される予定。
業種別ではほぼ全面安のなか、不動産、金融、保険などの軟調が目立った。原油価格の下落を受けて、石油・石炭や非鉄金属、鉄鋼などの資源関連もさえない。
個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>、ソニー<6758.T>などの主力株が軟調。大手銀行株は、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が切り返した。
日立製作所<6501.T>が買い先行。26日に2010年3月期の連結業績予想(米国会計基準)について、従来2700億円と見込んでいた当期赤字幅が2300億円に縮小する見通しになったと発表し、好感された。
(ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者)