マネックスとオリックスがネット証券統合、オリックスの手数料は維持
2009年10月28日(水)17時50分配信 ロイター
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[東京 28日 ロイター] マネックスグループ<8698.T>とオリックス<8591.T>は28日、両社のオンライン証券子会社を2010年5月をめどに統合すると正式発表した。オンライン証券をめぐっては、成長の鈍化や手数料の値下げなどで競争が激化する一方、システム投資がかさむ構図は変わらず、両社は規模の拡大で顧客基盤を固めることが賢明と判断した。
統合を機にオリックスはマネックスグループの筆頭株主になる。オリックス証券の手数料はマネックスより低いが、経営統合後も両社の手数料体系は当面変更しない方針だ。
マネックスグループは12月26日に臨時株主総会を開催し、株式交換契約の議案について株主の承認を得る見通し。2010年1月17日を株式交換の効力発生日として、オリックス証券の株式1に対し、マネックスグループの株式1.550株を割り当て交付する。これによりオリックス証券はマネックスグループの完全子会社になるとともに、オリックスはマネックスグループの22.5%を保有する筆頭株主になる見込み。マネックスグループはオリックスの持分法適用会社となる。
<手数料体系は2社別々の体系を当面維持>
同日決算会見を行ったマネックスグループの松本大社長は、統合に関連し、現在マネックスより低いオリックスの手数料体系について、環境に応じて微調整する可能性はあるが、「統合後もオリックス証券の手数料は当面変更しない方針」と述べた。
両社のシステム統合は、経営統合する2010年5月に完了する方針という。
統合効果をいかに捻出できるかについて松本社長は、マネックスが過去に旧日興ビーンズ証券との合併で総販売管理費を20%程度削減したことに触れ、「(今回も総販管費は)それと同様の削減が可能なイメージ」と述べた。
<オリックスとの協業に期待>
統合後のマネックスグループの株主構成は、オリックスを筆頭に第2位がシティグループ・ジャパン・ホールディングス、3位が松本大マネックス社長、4位がソニー<6758.T>となる。決算会見で松本社長はオリックスとは「コラボレーション(協業)できる領域は多い。積極的に応援してもらえるよう協議を進める」と述べた。
今回の経営統合で、マネックスはドイツ証券、オリックスはみずほ証券をファイナンシャルアドバイザーに起用した。
(ロイターニュース 江本 恵美)