三菱商事、09年度当期利益予想を2400億円に上方修正
2009年10月30日(金)14時12分配信 ロイター
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[東京 30日 ロイター] 三菱商事<8058.T>は30日、2010年3月期の連結業績(米国会計基準)予想を上方修正し、従来2200億円とみていた当期利益が2400億円(前年比35.1%減)になる見通しだと発表した。
オーストラリアにおける原料炭事業が堅調に推移したほか、株価回復で大口の減損が発生しなかったことなどが要因。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト10人の予測平均値の2494億円をやや下回った。
通期当期利益予想をセグメント別でみると、オーストラリアの原料炭生産事業において、価格が高水準だった前年度価格を適用する販売数量が増えたことに、豪ドル高/円安の影響が加わり、主力の金属部門で当初予想比110億円増の900億円を見込む。海外自動車事業もタイで当初予想に比べ堅調に推移し、同20億円増額の280億円を見込む。
会見した上田良一・常務執行役員は豪州の原料炭事業について「中国向け輸出が好調に推移し、業績を引き上げる要因となった」と述べた。国内外経済の見通しについて同常務は「米国の個人消費回復には時間がかかるとみている。米個人消費が本格的に回復しないと、輸出依存度の高い日本の景気もそう簡単には戻らない。中国は好調だが消費は相対的に限られた水準だから、今後も用心しないといけない」などと語った。
併せて発表した2009年4─9月期業績は、売上高が前年同期比38.8%減の8兆0719億円、営業利益が同69.1%減の965億円、当期利益が同52.5%減の1374億円だった。当初200億円と想定していた保有上場有価証券の減損は、4─9月期は33億円に止まった。
(ロイター日本語ニュース、浜田健太郎)