武田、10年3月期営業益見通しを据え置き
2009年10月30日(金)15時58分配信 ロイター
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[東京 30日 ロイター] 武田薬品工業<4502.T>は30日、2010年3月期の連結営業利益予想を前年比28.9%増の3950億円で据え置いた。為替円高による売り上げ減の影響を、経費削減でカバーする。営業利益予想はトムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト15人の予測平均値4040億円を2.2%下回っている。
連結売上高は1兆5000億円から1兆4800億円(同3.8%減)へと下方修正した。国内での販売が計画比下振れているほか、米国で発売を開始した逆流性食道炎治療剤「カピデックス」や痛風・高尿酸血しょう治療剤「ユーロリック」の市場での浸透がやや遅れたことなどが要因。また、4―9月期だけで、為替円高によるマイナス影響が516億円発生したことも、売上高の押し下げ要因となっている。
売上高予想は下方修正したものの、販売管理費の削減などでカバーし、営業利益予想は据え置いた。4―9月期では、営業利益が従来計画の2000億円を大きく上回る2425億円となったが、一部の研究開発費が下期にずれ込んだことなどが要因だったため、通期での上振れ要因とはなっていない。
長谷川閑史社長は会見で「来年、複数の新製品が出せる見込みが高くなっている。反転攻勢に出ることができると思っている」と述べた。
2009年4―9月の連結営業利益は前年同期比185.2%増の2425億円となった。前期に計上した買収関連費用がなくなり、大幅増益となっているが、こうした特殊要因を除くと実質的には小幅減益。通期予想に対する進ちょく率は61.3%。前年同期の通期実績に対する割合は27.7%だった。
(ロイターニュース 清水 律子記者)