全日空10年3月期は200億円の赤字、1000人削減へ
2009年10月30日(金)16時40分配信 ロイター
10月30日、全日空の2010年3月期は200億円の赤字に。写真は羽田空港。1月撮影(2009年 ロイター) [ 拡大 ]
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[東京 30日 ロイター] 全日本空輸<9202.T>は30日、2010年3月期の連結営業損益予想を200億円の赤字に下方修正する(従来予想は350億円の黒字)と発表した。前年同期は75億円の黒字だった。
景気低迷に新型インフルエンザの流行によるビジネス客の急減が響き、上期は連結として初、単体を含めると30年ぶりの赤字に転落したため、赤字転落は不可避と判断した。期初に未定としてた配当予想は無配とする。
トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト8人の通期赤字予測平均値は93億円。
急激な業績悪化を受け、全日空は同日、2011年度末までに間接業務人員を20%(1000人)削減するほか役員報酬の減額などにより、10年度に1000億円の収支改善を目指す計画を発表した。
09年4―9月連結営業損益は282億円の赤字となった。前年同期は498億円の黒字だった。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト2人の予測平均値は167億円の黒字だった。国内線の旅客数が9.3%減少し13%の減収となり、国際線も旅客数は6.4%減、収入も39%減と大きく落ち込んだ。企業の海外渡航自粛で、利益率の高いビジネス旅客が減少したのが響いた。
会見した日出間公敬専務は、「国際線エコノミークラスやアジア向け貨物に需要回復の兆しがあるが、ビジネス需要や長距離貨物は弱い」として、厳しい経営環境が当面続くとの見通しを示した。