英RBS、財務省・EU当局との交渉で事業売却迫られる可能性
2009年11月2日(月)21時34分配信 ロイター
11月2日、英銀行大手RBSは、英財務省およびEUの独占禁止当局との交渉で、当初想定されていなかった事業売却が含まれる可能性があることを明らかに。写真は2月、ロンドンで(2009年 ロイター/Luke MacGregor) [ 拡大 ]
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[ロンドン 2日 ロイター] 英銀行大手のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は2日、英財務省および欧州連合(EU)の独占禁止当局との交渉で、当初想定されていなかった事業売却が含まれる可能性があることを明らかにした。
英政府が70%出資するRBSと43%出資するロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L><LLOY.L>は、リスク資産を政府が保証する資産保護スキーム(APS)への参加をめぐって英政府と交渉してきた。両行はこれと並行して、財務省およびEUと公的資金注入の見返りとして、リストラ策について交渉してきた。
両行の当局との合意内容は週内に発表される予定で、関係筋によると早ければ3日に明らかになる可能性がある。
合意内容には大規模な事業売却が含まれる可能性があり、政府は新たなリテールバンクの創設を求めているもよう。
RBSは2日、再建プランには影響しないが、「当初想定していなかった事業売却」が計画に含まれる可能性があると表明。これを受けて、想定以上に厳しい措置を迫られる可能性があるとの懸念が再燃した。
同行は「求められる事業売却によって、すでに進行中の再建プランが損なわれないようにすることが引き続きRBSの目標だ」と表明した。
クレディスイスのアナリスト、ジョナサン・ピアース氏は2日付のリポートで「詳細は不明だが、RBSの新たな計画についてのわれわれの見解はかなりニュートラルだ。ただ、計画に伴うリスクは高まり、バランスシートの質に関するさらなる疑問を呼ぶことになる」と指摘した。
英政府筋は30日、ロイターに対し、RBSはバランスシートの規模を縮小するため、保険部門などの事業資産を売却する可能性が高いと明らかにしていた。
2日の欧州株式市場で、RBS株は14%安で寄り付いた後、下げ幅を縮小している。