欧州市場サマリー(2日)
2009年11月3日(火)8時38分配信 ロイター
-PR-
1714GMT 30日
ユーロ/ドル 1.4816 1.4715
ドル/円 90.510 90.080
ユーロ/円 134.13 132.62
2日終値 前営業日終値
株 FT100 5104.50(+59.95) 5044.55
クセトラDAX 5430.82(+15.86) 5414.96
金 現物午後値決め 1062.00 1040.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.230 (‐0.005) 0.421(0.415)
独連邦債2年物 1.293(1.303)
独連邦債10年物(12月限) 121.98 (+0.08) 3.237(3.223)
独連邦債30年物 3.999(3.973)
<為替> ドルと円が下落。一部の米経済指標が予想以上に強く、世界経済の回復を示唆する内容となったことや、株価が上昇したことなどを受けて、ドルや円といった安全資産とされる通貨への需要が低下した。
<株式> ロンドン株式市場は反発。強い経済指標を背景に商品(コモディティ)価格がしっかりとなったことを受け、鉱山・石油株が買われた。
米国や中国などの統計で製造業の堅調さが示されたことで需要回復が進んでいるとの見方が広がり、鉱山株を支援した。ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)<ENRC.L>、ベダンタ・リソーシズ<VED.L>、ロンミン<LMI.L>、リオ・ティント<RIO.L>は4.5─5.5%高。
産金ランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>は6%高。コンゴ(旧ザイール)のモト金鉱開発プロジェクトの権益を約1億1360万ドルでさらに20%追加取得することでアングロゴールド・アシャンティと合意した。
米供給管理協会(ISM)が発表した10月の製造業部門指数は2006年4月以来の高水準となった。前月からの上昇は3カ月連続。ロイタ ーがまとめたエコノミストの中間予想を上回った。
英公認購買部協会(CIPS)とマークイットが発表した10月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)も前月から上昇。エコノミスト予想を大幅に上回った。新規受注指数が2004年1月以来の高水準になったことが全体を押し上げた。
HSBCが発表した10月の中国購買部担当者景気指数(PMI、季節調整済み)も前月から上昇、1年半ぶりの高い水準となった。製造業の拡大継続が示された。
市場は5日のイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会に注目していると、アナリストは指摘した。
レッドメイン・ベントレーのポートフォリオストラテジー部門代表、ティム・ホワイトヘッド氏は、資産買い入れプログラムが拡大されるかが判明する週の後半には方向性が出てくると市場は期待しているとした上で、「わたしは短期的には大幅上昇は見込んでいない」と述べた。
原油先物価格の上昇を背景に石油株にも買いが入った。BGグループ<BG.L>、BP<BP.L>、ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>は0.3─1.9%値上がりした。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は7.8%下落。政府による支援の見返りとして、欧州連合(EU)当局から当初想定されていなかった事業売却を求められる見込みだと明らかにした。
ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は2.3%安。資本調達をめぐる動向が注視されている。
欧州株式市場は反発。予想を上回る米供給管理協会(ISM)製造業景気指数や米住宅販売保留指数が支援した。コモディティ(商品)・銀行株を中心に買いが入った。
FTSEユーロファースト300種指数は3.80ポイント(0.39%)高の980.26。一時、968.19に下落した。
DJユーロSTOXX50種指数は19.45ポイント(0.71%)高の2762.95。
10月の米ISM製造業景気指数は55.7と前月の52.6から上昇し、2006年4月(56.0)以来の高水準となった。上昇は3カ月連続で、ロイターがまとめたエコノミスト74人の中間予想53を上回った。
9月の米住宅販売保留指数も予想外に上昇し、06年12月以来の高水準となった。
エネルギー株は原油価格の上昇に追従した。BGグループ<BG.L>、BP<BP.L>、トタル<TOTF.PA>は1.3─2.2%高。
金相場が1050ドルを超えるなど、金属相場が堅調に推移するなか、鉱山株も値上がりした。アングロ・アメリカン<AAL.L>、アントファガスタ<ANTO.L>、BHPビリトン<BLT.L>、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ<ENRC.L>、リオ・ティント<RIO.L>、エクストラータ<XTA.L>は2.9─5.5%高。
銀行株の一角もこのところの下げから値を戻した。HSBC<HSBA.L>、BNPパリバNPP.PA>、サンタンデール<SAN>は0.8─3.3%高。
半面、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS>は7.8%安。RBSは、政府による支援の見返りとして、欧州連合(EU)当局から想定以上の資産売却を求められる見込みと明らかにした。
ロイズ・バンキング・グループ<LLOY>も2.3%安。2日付の英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)によると、ロイズは、一定条件下で資本に転換される偶発転換社債(Contingent Convertible Bond、通称CoCo)を既存の社債保有者に発行し、75億ポンド(123億ドル)を調達する意向。
<ユーロ圏債券> 長期債が下落。予想外に強い米経済指標を受け、景気回復が持続するとの楽観的な見方が強まった。
この日発表された米指標は、9月の住宅販売保留指数が8カ月連続で上昇し、2006年12月以来の水準となったほか、10月の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数も予想を上回り、3カ月連続で上昇した。
ただ、4日に米連邦公開市場委員会(FOMC)声明、5日に欧州中央銀行(ECB)理事会の政策発表を控えて慎重姿勢が広がるなか、株価が上値を伸ばすに至らず、債券の下げは限定的となった。
220億ユーロを超える規模の債券に対する償還が行われ手元資金が潤沢だったことも債券を支える要因となった。
1625GMT時点で、独連邦債10年物利回りは2ベーシスポイント(bp)上昇し3.239%。同2年物利回りは前営業日比ほぼ変わらずの1.304%。
独連邦債先物12月限は前営業日の清算値からほぼ変わらずの122.91。ただ、前営業日の終値からは下落し122.06となった。
投資家は、FOMC声明、ECB理事会の政策発表に加え、6日に発表される10月の米雇用統計に注目している。
ユーロ圏では今週、総額120億ユーロの国債入札が予定されているものの、潤沢な手元資金や域内債券の利回り格差の拡大を背景に、入札は比較的順調に消化されるとみられている。
[東京 3日 ロイター]