米財務省の四半期定例入札は過去最大の810億ドル
2009年11月5日(木)3時34分配信 ロイター
11月t4日、米財務省は、来週実施する四半期定例入札(クオータリーリファンディング)の詳細を発表。写真は昨年5月、ケンブリッジで(2009年 ロイター/Brian Snyder) [ 拡大 ]
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[ワシントン 4日 ロイター] 米財務省は4日、来週実施する四半期定例入札(クオータリーリファンディング)の詳細を発表した。発行総額は過去最大の810億ドルとなる。また、30年物インフレ指数連動債(TIPS)を再開し、20年物TIPSは30年物に一本化する。
TIPSについては、借入諮問委員会が追加発行を提言したことを受け、財務省は入札頻度を増やすことを検討中だという。
来週の入札の内訳は3年債が400億ドル、10年債が250億ドル、30年債が160億ドルで、発行総額は前回8月の規模を60億ドル上回る。
借り換えは約385億ドル、新規調達は約425億ドルとなる。
向こう3会計年度の財政赤字は合計で3兆5000億ドルと見込まれ、2010年度の国債純発行規模は1兆5000億─2兆ドルと高水準にとどまるとの見通しを示した。
借入諮問委員会の議事録によると、財務省当局者は、期間が短めの債券の発行は現行水準で安定させ、短期国債(TB)については発行を若干減らす可能性があると述べた。
「財務省の債券担当者は引き続き市場への影響を最小限にしつつ、積極的に資金調達ニーズに対処していく」としている。
30年物TIPSの入札は年2回。財務省は2010年2月22日に実施し、その後は8月にリオープン(銘柄統合)の入札を行う。30年物TIPSが最後に発行されたのは01年。
同省筋は、30年物TIPSについて、現行の30年債と合いやすく、投資家にインフレリスクを回避する追加的手段を提供できると指摘した。
財務省は声明で「入札頻度を一段と高めればTIPS市場の流動性改善につながるとの意見が市場参加者から寄せられている。このプログラムへの財務省のコミットメントやTIPS発行を徐々に増やす方針を踏まえ、TIPS入札スケジュールにさらなる変更を加えることを検討している」と説明した。
プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)幹部で構成される借入諮問委員会は財務省への報告で、10年度のTIPS発行を09年度の580億ドルから700億─800億ドルに増やすよう提言。
「中期的には、入札の規模と頻度の拡大を市場は支えられると委員会は感じている」と説明し、年間1000億─1300億ドルまで拡大する可能性を示唆した。
財務省はまた、12月中旬から下旬には債務上限の12兆1000億ドルに達するとの見通しを示した。従来予想は11月下旬だった。同省筋は、連邦準備理事会(FRB)の危機対策へ資金を供給してきた補完的資金調達プログラム(SFP)の縮小が寄与したと指摘した。