東京外為市場・正午=ドル90円半ば、FOMC受けたドルと円の売りが一服
2009年11月5日(木)12時38分配信 ロイター
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ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
正午現在 90.47/52 1.4843/45 134.29/39
午前9時現在 90.67/71 1.4864/69 134.77/88
NY17時現在 90.74/79 1.4864/70 134.82/93
[東京 5日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点から下落し、90円半ばで推移している。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて、市場ではドル・キャリートレード継続との見方が広がり幅広くドルと円が売られ、ドル/円では円が売られて一時91円前半をつけた。しかし、その後は商品価格が上げ一服となるなかでドルと円が買い戻され、ドル/円も緩やかに下落した。
今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)に関する市場の注目点は、緩和政策を続ける期間に関して「長期間(for an extended period)」との表現を変更して異例の金融政策からの出口に関するシグナルを送るかどうかだった。しかし、声明文の表現は前回と変わらず、参加者は「米国金利は当分上がらない。当面はキャリー・トレード継続」(ドイツ証券シニア為替ストラテジスト、深谷幸司氏)との見方に落ち着きつつある。
ステート・ストリート銀行金融市場部長の富田公彦氏も「今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明は、前回のFOMC声明に比べて出口に近づいたとは受け止めていない」という。エージェンシー債の買い入れ規模を縮小したが「量的緩和政策の縮小と見るよりはFRBによる購入がエージェンシー債市場のかく乱要因となっていたことへの対応で、市場の正常化を目指したもの」(ステート・ストリート銀行、富田氏)という。
米長期金利は3.5%を上抜いて上昇したが「FOMCで金利先高感が出たわけではなく、四半期定例入札の規模が過去最大になるとの発表を受け需給への懸念が広がったため」(国内金融機関)との声が出ている。
ドルはFOMC前後に一時乱高下したものの、その後はドル売りが強まり、ユーロ/ドルは1.4910ドル、豪ドル/米ドルは0.9148ドルまで上値を伸ばした。金先物が1098.5ドルまで上昇して年初来高値を更新、原油先物も81.06ドルまで上値を伸ばすなどリスク資産買いが進んだこともドル売り/高金利通貨買いのキャリー・トレードを支援した。
ドルとともにファンディング通貨とされる円にも売りが先行し、クロス円が上昇。ユーロ/円は135.76円、豪ドル/円は83円前半まで上昇した。円売りが波及してドル/円は一時91.34円をつけた。
しかし、東京時間に入るとドルと円の売りが一服。金先物が1090ドルを割るなど商品価格が上げ一服となっており、リスク買いのポジションをいったん手仕舞う動きからユーロや豪ドルにも利食い売りが出たという。「FOMCの結論は、キャリー・トレード継続。しかし、決算期をにらんだファンド勢の利食い売りなども予想され、需給面からキャリー一辺倒ではいきにくくなっている」(同)という。
ドイツ証券の深谷氏は「当面はキャリー地合いが続くだろうが、高金利通貨買いのポジションをここからさらに積み増すことができるかは疑問。ユーロ/ドルや豪ドル/米ドルは高値横ばいが続くだろう」とみている。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)