フィアットがクライスラー再建計画発表、2014年にTARP資金完済へ
2009年11月5日(木)13時52分配信 ロイター
11月4日、米クライスラーを傘下に持つ伊フィアット(写真)がTARP資金の完済を含むクライスラー再建5カ年計画を発表(2009年 ロイター/Denis Balibouse) [ 拡大 ]
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[デトロイト 4日 ロイター] 米自動車大手クライスラーを傘下に持つイタリア自動車大手フィアット<FIA.MI>は4日、米不良資産救済プログラム(TARP)資金の完済を含むクライスラー再建5カ年計画を発表した。
プラットフォームを共通化した新車モデルの投入などを通し、5年間でクライスラーの売り上げ倍増を目指す。
フィアットのマルキオンネ最高経営責任者(CEO)によると、同5カ年計画のもと、クライスラーは営業利益ベースで2010年までに、最終利益べースで2011年までに赤字解消を目指す。また同CEOは、クライスラーの手元流動性は、同社の法的整理が終了した6月から増加していることを明らかにした。
クライスラーを傘下に収めてからフィアットがクライスラーの業績目標を発表したのは今回が初めて。
マルキオンネCEOは「旧クライスラーが実施した大規模な固定費削減の影響が過小評価されていたようだ。新生クライスラーは非常にスリム化している」と述べた。
また、クライスラーとフィアットの事業は今や「密接に絡み合っている」と述べ、クライスラーに低燃費車の技術を供与する考えを示した。
クライスラーの20%株式を保有するフィアットは、2014年までにクライスラーの車種のうち約半分のプラットフォームをフィアット車と共通化する。また同年までには、クライスラー車の40%にフィアット製のエンジンを搭載する。部品調達などを共同で行うことで、5カ年計画の期間中に約29億ドルのコストを削減する。
また、クライスラー全体の販売台数に占める北米以外の市場での販売台数の割合を2014年までに18%と、2006年の8%から引き上げる。