英FSA、元従業員の不正取引でUBSに罰金800万ポンド
2009年11月6日(金)13時32分配信 ロイター
11月5日、英FSAはスイスの大手金融グループUBS(写真)の元ディーラー4人が顧客の資金を不正に利用し取引を行って顧客に損害を与えたとして、UBSに800万ポンドの罰金支払いを命じた。昨年7月撮影(2009年 ロイター/Arnd Wiegmann) [ 拡大 ]
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[ロンドン 5日 ロイター] 英金融サービス機構(FSA)は5日、スイスの大手金融グループUBS<UBSN.VX>の元ディーラー4人が顧客の資金を不正に利用して外国為替と貴金属取引を行い、顧客に損害を与えたとして、UBSに800万ポンド(約1320万ドル)の罰金の支払いを命じた。
UBSは顧客に対し、すでに4200万ドルの損害を賠償。内部告発で明るみに出た今回の事件で、UBSは合計で5500万ドルを超える損失を被った。
FSAによると、今回の事件に関わったロンドンの4人のディーラーは2006年1月から2007年12月にかけて、少なくとも39の顧客口座を使い不正取引を行った。ピーク時には1日当たり50件の不正取引を行ったという。
FSAの法令順守と金融犯罪担当ディレクターのマーガレット・コール氏は「これらの従業員はUBSの不十分なシステムと内部統制を逆手にとり、顧客の資金を使って不正取引を行い、損失を隠匿した」と述べた。
UBSは内部告発を受け、再発防止策を導入。関与した4人のディーラーは既に解雇されている。同社は「UBSは今回の事件を深く憂慮している。FSAの調査には全面的に協力した。今回の事件が終息し、前進することができる」との声明を発表した。
FSAがUBSに課した罰金は、FSAが英・オランダ系国際石油資本(メジャー)のロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>に2004年に課した1700万ポンド、米金融大手シティグループ<C.N>の関連会社に同年に課した1390万ポンドの罰金に次ぐ3番目の規模。