森永乳業、10年3月期予想は29.3%の営業増益
2009年11月6日(金)16時53分配信 ロイター
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[東京 6日 ロイター] 森永乳業<2264.T>は6日、2010年3月期の業績見通しについて、連結営業利益を27日に上方修正した数値を据え置き、149億円になると発表した。修正以前の見通しは127億円。原料価格の下落が寄与するほか、前年に実施した価格改定が浸透している。
製品別では上半期実績で対前年同期比16%増となった牛乳の伸長が目立つ。貢献したのは低脂肪品の「まきばの空」。これは脂肪分だけを調整することで、牛乳の持つコクを生かした製品だが、低脂肪品だけに通常の牛乳よりも安く提供できるため、低価格化や消費者の節約志向の高まりに対応できた格好となった。
他方、プリンなどデザート類は低調。コンビニエンスストアやスーパーなどがPB品投入でNBの売り場が縮小しているほか、デザート自体のスペースが減少するなど市場が縮まっているという。
利益面では海外乳製品をなどの原料価格下落効果が生じているほか、製品価格の改定が今期から本格的に寄与する。
ただ、上半期の営業利益実績が130億1500万円(前年同期比40.8%増)となったのに対し、通期予想はそれに19億円上積みするだけと下半期は慎重にみている。
これについて、会見した田形均取締役は「消費者の所得減少や低価格化の進展など市場環境は日を追うごとに悪化している。砂糖など原料価格に反転するものが出てきたことも懸念材料だ。また、販売を拡大させるために、販管費や広告費の増加も考えており、これも利益圧迫要因になる」と述べた。