東京株式市場・前場=小幅続伸、日経平均のボラ低下で目先急落せずとの見方
2009年11月9日(月)11時45分配信 ロイター
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日経平均 日経平均先物12月限
前場終値 9797.75 (+8.40) 前場終値 9800 (+20)
寄り付き 9777.64 寄り付き 9760
安値/高値 9731.59─9836.55 安値/高値 9730─9840
出来高(万株) 77727 出来高(単位) 25097
[東京 9日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は小幅に続伸した。原油価格の下落や円高進行を嫌気しマイナスで寄り付いたが、売り一巡後はプラスに転じた。
序盤から鉱業や石油の下げが目立ったほか、輸出関連などにも売りが出ていたものの、材料難のなか引き続き国内企業の決算を材料視した買いに押された。日経平均の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)がやや低下していることから、目先急激な下げは考えにくいとの見方が出ている。
前場の東証1部騰落数は値上がり516銘柄に対して値下がり1019銘柄、変わらずが153銘柄だった。東証1部の売買代金は前週末の5943億円より縮小し5177億円だった。
前週末の米株式市場は、6日に発表された米雇用統計の内容が悪かったものの、3市場が小幅に上昇した。同雇用統計は失業率が10.2%と26年半ぶりに2ケタ台となったほか、非農業部門雇用者数が19万人減と予想以上に減少した。ただ、雇用者数は引き続き減少幅が縮小傾向にあることや、8月、9月分の減少幅が修正により縮小したことが注目され、値を戻す展開となった。
週明け東京市場は序盤の取引で、原油価格の上昇一服やドル/円の90円割れの円高を背景に鉱業や石油や輸出関連が売られた。その後下げ渋り、中盤に反転、9800円を回復した。売り一巡後は全般的に底堅さが増した。市場関係者によると「テクニカル的に日経平均は5日平均線との攻防が意識されるところ。これを抜くと目先的には底入れ感が生じることとなる。10月後半からの下げで値幅調整は十分との見方もあるだけに、時価水準では買い戻す動きが出ているようだ」(準大手証券トレーダー)という。
日経平均の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)もやや低下傾向がみられる。
日経225オプション11月物のストライク価格9750円のプットが前週末に比べ低下している。国内証券の株式トレーダーは、米雇用統計が悪かったにもかかわらず、米株価が下げ渋ったのもボラティリティ低下の要因と指摘したうえで「目先急激な下げは読みにくい」との見方を示した。
みずほ証券エクイティ調査部シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏は、米雇用統計について、雇用者数が引き続き減少幅が縮小傾向にあることや、8月、9月分の減少幅が修正により縮小したことが注目され、米株式市場はポジティブに反応したとしながらも「市場はどのように受け止めるべきか迷っている」と述べた。
手掛かりが乏しい状況のなか、引き続き決算の内容が材料視された。東洋インキ製造<4634.T>は6日、今期の連結業績見通しについて、売上高は減少ながらも、当期利益を30億円から40億円に上方修正した。これが好感され、9月下旬の水準に回復した。また、三井住友海上グループホールディングス<8725.T>が大幅高となった。6日に発表した2009年9月中間期利益予想の上方修正を好感した。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)