東京外為市場・正午=ドル90円前半、クロス円の上昇がドル下支え
2009年11月9日(月)12時19分配信 ロイター
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ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
正午現在 90.19/21 1.4910/14 134.48/59
午前9時現在 89.88/90 1.4865/69 133.63/65
NY17時現在 89.95/98 1.4846/49 133.93/04
[東京 9日 ロイター]正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点に比べて若干のドル高/円安の90円前半。ドルは前週末に米10月失業率2ケタ台乗せを受けて89.60円まで下値を伸ばしたが、きょうは主にクロス円の上昇に支えられてドル/円が底堅い値動きを見せている。
市場では「ドルが積極的に買い進まれているというよりは、オセアニア通貨を中心とするクロス円での円安がドル/円を下支えしている」(証券会社)との声が聞かれる。
<オセアニア通貨上昇>
オセアニア通貨は、堅調な経済のファンダメンタルズを示す指標等を受け、対円で上値を追う動きとなった。
豪9月の住宅向け貸出許可件数は前月比5.1%上昇し、ロイター予想の中心値3.0%の上昇を大幅に上回った。これを受けて、豪ドルは安値0.91ドル後半から一時0.9264ドル付近まで上昇。豪ドル/円は82円の半ばから83.43円付近まで上昇した。
豪ドルではCTAなどの商品専門会社やアジア勢が買いにまわっているという。
NZドルは一時0.7360米ドル付近まで上昇した。朝方の安値0.7323ドル付近。ニュージーランド乳製品会社大手のフォンテラ社が、株主である農民への支払い予想を約20%増加させたとの報道がきっかけ。
フォンテラ社はニュージーランドの国内総生産の約7%の所得を生み出す。NZドル/円は朝方の安値65.75円付近から一時66.20円付近まで上昇した。
<利食い、米国債入札>
経済のファンダメンタルズに機敏に反応する資源国通貨とは対照的に、主要通貨は11月末決算を控えた利食いや益出しの動きを中心とした方向感に乏しい値動きが続いている。
ドルは前週末に発表された10月の米失業率が2ケタ乗せとなったことで、海外市場で一時89.60円まで下押ししたが、けさは底堅さが目立ち、一時90.19円まで上昇した。
「基本的に11月末決算を控えた利食いが市場のメイン・ドライバーで、講釈はすべて後付け。本格的なトレンドが出るのはニューマネーが入ってくる1月からだろう」と東京都民銀行シニア為替アドバイザーの角田秀三氏は言う。
市場の関心は、きょうから始まる米四半期国債定例入札に集まっている。きょうの3年債入札ではある程度の最終投資家需要が期待されるものの、明日、明後日に控える中長期債入札に対する需要が弱ければ、米長期金利が上昇し、ドル高、円高となり、ドル/円相場ではドルが若干上昇すると見る向きが多い。
「10年債、30年債など中長期債の増発によって長期金利が上昇するようなら、株価が軟調となり、リスク選好の資金が巻き戻されることで、ドル高、円高になるだろう。ドル/円相場ではドル高の力が勝り、ドル高/円安となろう」と岡三証券・外国債券グループのグループ長・相馬勉氏は言う。
週末の20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)における為替に関する議論では、「当然の見解を表明するに留まり、何らかの強いメッセージを出したいという印象は無かった」 と相馬氏は言う。
(ロイター日本語ニュース 森佳子)