ハリウッド発!『(500)日のサマー』最速レヴュー!
2009年9月16日(水)19時30分配信 Hottrash.com
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グリーティング・カードの制作会社に勤めるトムは、ボスの秘書として雇われたサマーを一目見て、その美しさに魅了される。ある日、エレベーターの中で彼女と二人きりになったトム。沈黙の二人。彼のヘッドフォンから聞こえてきた曲を耳にし、「それスミスよね?大好きな曲よ」とサマーに言われ、彼女こそ運命の女性だと確信する。恋人はおらず愛を信じていないというサマーだが、トムに興味を持ち始め、二人はデートを重ねるようになる。「でも、真剣な関係は求めていないの」という彼女の言葉を受け入れながら、トムとサマーの不思議な関係が始まる・・。
“ボーイ・ミーツ・ガールの物語だが、ラヴストーリーではない”と冒頭で語られるが、勿論ラヴストーリーである。ただ、“一筋縄ではいかない”という一言を付け加えなければいけないが。
二人が出会ってからの500日間を、時間軸をシャッフルしながら描くユニークでアイロニカルな作品だ。好き/嫌い、愛してる/愛してない、というシンプルな二者択一のラヴストーリーではなく、恋愛の価値観の相違と恋の温度差というデリケートかつシリアスな問題を焦点にしている点が非常に興味深い。恋は一人でもできるが、恋愛関係は相手がいてこそなのだ(困難も多いが、だからこそ美しいのだ)という重要な事実を説いているのだ。
ただ、男性的な視点で描きつつも、結果的に女性的な視点で捉えたリアリスティックな物語として着地するので、賛否両論を巻き起こしそう。サマー役のズーイー・デシャネルの、不思議かつ読めない魔性のミューズっぷりはハマりすぎで圧巻だが。
ザ・スミス、ブルース・スプリングスティーン、ベル&セバスチャンとロックなキーワードが多数登場する、本年度版『ジュノ』とも言えるロック愛に満ちた作品だが、サントラもアメリカで絶大な人気を誇るシンガーソングライター、レジーナ・スペクターをフィーチャーしており、映画を観終わった後、サントラを即買いしてしまうことは必至。(小林真里)
『(500)日のサマー』
2010年1月、TOHOシネマズシャンテ、シネクイントほか全国にて公開
アメリカ,FOX
© 2009 TWENTIETH CENTURY FOX
【関連リンク】
『(500)日のサマー』公式サイト
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