ハリウッド発!『きみがぼくを見つけた日』最速レヴュー!
2009年9月22日(火)15時20分配信 Hottrash.com
[ 拡大 ]
-PR-
クレアが最初にヘンリーと出会ったのは6歳のときだった。彼は自分の意志とは関係なく過去・現在・未来を行き来するタイムトラベラーだと告白する。クレアはその言葉を素直に受け入れ、彼こそ自分の運命の相手だと確信する。いつ現れて、いつ忽然と姿を消してしまうかわからない彼のことを信じ、一生の愛を誓うクレア。成人しアーティストになった彼女は、遂に同じ時空で、若き日のヘンリーと出会う。二人は結ばれ、幸せな日々を過ごすが、彼のタイムトラベルは決して終わることがなく、二人の関係に影響を及ぼす・・・。
おお、なんだかカート・ヴォネガットの小説世界のようなSFに恋愛物語を融合するとは興味深いな!と思っていたら、冒頭でいきなり大人のヘンリーが子供のヘンリーに出会うシーンがあり、「タイム・パラドックスは無視か・・」と、SF的な展開は期待できないことがわかり、しかもヘンリーがタイムトラベラーになった理由づけが「遺伝子の問題」と設定されているのも、どこか説得力に欠けるものがあった
。が、それ以上に本作は、時間に翻弄される二人の運命の恋を描いた、ドラマティックかつロマンティックな美しいラヴ・ストーリーとして大いに機能しており、深い感動を与えてくれる。
とにかく、クレア役のレイチェル・マクアダムス(代表作『きみに読む物語』)の愛くるしい魅力がこの作品に魂を吹き込んだといって過言ではない。普通ではない関係に苦悩しながらも、一途な愛を貫き通す健気で芯の強い女性を繊細に機敏に演じ、観る者の心を大いに揺さぶるのだ。ハリウッドで今、一番脂が乗った女優である。
ロックファンには、結婚式のシーンでジョイ・ディビジョンの“Love Will Tear Us Apart”をプレイするバンド役として、カナダの人気バンド、ブロークン・ソーシャル・シーンが出演している点が見逃せない。(小林真里)
【関連記事】
ハリウッド発!『District 9』最速レビュー!
ハリウッド発!『イングロリアス・バスターズ』最速レヴュー!
ハリウッド発!『(500)日のサマー』最速レヴュー!