マイケル・ジャクソンが語った名声、孤独、絶望感
2009年10月13日(火)0時0分配信 MTV
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1983年、マイケル・ジャクソンが伝説的なミュージックビデオ「Thriller」を制作していた頃、ダブルデイ社の2人の編集者が自伝の執筆を提案した。その5年後、アルバム『Bad』を引っさげての世界ツアーの真っ最中に、「ムーンウォーク」と題された自叙伝がついに書店に並んだ。
実は出版は停止になる危険に瀕していた。マイケルは直前になって、自身の人生に関する全ての噂を解消するために、暴露しすぎたのではないかと恐れ、発売を躊躇したのだ。だが、最終的には出版を許可し、同書はベストセラーを記録した。
13日、「ムーンウォーク」が全米で再発売される。MTV Newsでは、マイケルが整形手術やドラッグ、絶望感、子供時代に受けた虐待などについて赤裸々に語った同書の抜粋を入手した。
父親との関係について:
「毎日放課後は自宅で父によるリハーサルが行われました。僕らがパフォーマンスを見せて、父が批評するのです。もし失敗すれば殴られます。時にはベルトで、そして時にはムチで。僕の父は子供たちにとても厳しい人でした…とても厳しかったのです。僕は腹を立て、傷ついて、父に仕返しをしようとしたので、なおさら父から痛めつけられました。だからこそ、僕は兄弟みんなを合わせたよりもひどい仕打ちを受けていたのです。僕はやり返し、父から殺されそうになり、ズタズタにされました」。
名声、孤独、絶望感について:
「多くの女の子は、僕の動機―なぜこのような生き方をするのか、なぜこのような行動を取るのか―を知りたがり、僕の考えをどうにか理解しようとします。僕を孤独から救いたいのでしょうが、彼女たちのやり方を見る限り、僕の孤独を共有したがっているような印象を受けます。それは僕が誰にも望んでいないことです。なぜなら、僕は世界で最も孤独な人間だからです。成功は間違いなく孤独を連れて来ます。本当のことです。何でも持っているからと、人々は僕を幸運だと考えています。どこへでも行くことができて、何でも出来ると思われているのですが、それは重要ではありません。人は基本的なものを切望するのです。こういったことには前よりも上手に対処できるようになったので、昔ほどは落ち込まなくなりました」。
整形手術について:
「これを機に事実を明確にしたいと思います。僕は頬や目を改造したことはありません。唇を薄くしたこともないし、皮膚剥離やスキン・ピーリングをしたこともありません。こういった全ての非難は馬鹿げています。もし真実なら認めますが、真実ではないのです。鼻を2度手術し、先日は顎に割れ目を入れましたが、それだけです。以上。他の人が何を言おうが構いません。自分の顔のことは、自分がよくわかっています。人々は僕が目を大きくしたとか、もっと肌を白くしたがっているとか言っています。もっと白く?なんてひどいコメントなのでしょうか?僕は整形手術を発明したわけではありません。整形手術は長年に渡って存在するものです。とても美しい、素敵な人たちの多くが整形手術を受けてきました」。
ドラッグを使用しないことについて:
「僕自身はドラッグを試したことが1度もありません。マリファナも、コカインも、何もです。こういったものを試したことすらないのです。誘惑がなかったとは言いません。薬物使用が蔓延していた時代に活動をしていたミュージシャンなのですから。批判的なことを言うつもりはありません。これは僕にとって道徳的問題ですらなく、ただ、ドラッグによって人生を破壊された人を数多く見てきたので、手を出すべきではないと思うのです」。
結婚と子供について:
「僕は恋愛を信じています。いつかは自分に合う女性と出会って、必ず結婚することでしょう。子供を持つことも楽しみにしています。実際に、自分が育ったような大家族を持てたら良いと思います。大家族について妄想するときには、自分に13人の子供が居ることを想像しています」。
子供たちと過ごす時間について:
「子供たちと一緒に居て嬉しいことは、何も見逃さないということです。彼らは疲れ切ってはいません。僕らが忘れてしまったようなことに興奮します。それにとても自然体で、気取っていません。子供たちと一緒に過ごすのは大好きです。家には常にたくさんの子供が訪れており、いつでも大歓迎です。一緒に居るだけで、子供たちは僕を元気付けてくれます。彼らは全ての物事を新鮮な目線で、広い心で見ることができるのです。だからこそ子供たちはクリエイティブなのです。彼らは規則など心配しないのです」。
他のスーパースターの運命について:
「人々は、僕がかつてのような隔離された生活を続けたら、(エルヴィス・プレスリーのような)死に方をするだろうと考えていました。僕に言わせれば、そこに類似点はなく、僕が脅しの策略に惑わされることもありませんでした。とはいえ、エルヴィスがあのように自滅したことには興味があります。なぜなら、僕自身はそのような道を進みたくないからです。過去のパフォーマーの多くが悲劇的な存在でした。本当に素晴らしい人々の多くが、プレッシャーや薬物、特に酒により、苦しんだり、亡くなったりしてきました。すごく悲しいことです。彼らが年を取るごとに進化していく姿を見られないため、ファンは裏切られたような気持ちになります。1980年代にマリリン・モンローがどのようなパフォーマンスを見せただろう、ジミー・ヘンドリックスが何をしていただろうと、考えずには居られないのです」■