マイケル・ジャクソン、話題の新曲はポール・アンカとの共作
2009年10月14日(水)0時0分配信 MTV
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現地時間の12日午前0時、マイケル・ジャクソンの新曲「This Is It」が公開された。28日に全世界同時公開となるドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のタイトルトラックだ。新曲とうたわれたこの曲をどこかで聴いたことがあるような気がするのは、あなただけではない。発表されるやいなや、すぐに数々の疑問が浮上した。
その疑問の1つは、1950年代にティーン・アイドルとして活躍したポール・アンカ(68)からのものだった。多くのファンと同様、アンカも「This Is It」が、ラテンR&Bシンガー、サファイアが1991年に発表したシングルと酷似していると考えたのだ。同曲にはアンカとマイケル・ジャクソンがソングライターとしてクレジットされている。「This Is It」のリリースについて聞いていなかったというアンカは、ジャクソン財団を告訴すると脅迫したと米「ニューヨーク・タイムズ」紙は報じている。
しかしこの問題は、財団がアンカの功績を認め、「This Is It」の出版利益の50パーセントを与えることに同意したため、迅速に解決。舞台裏で繰り広げられていた長い戦いは幕を閉じた。
同紙によると、アンカとマイケルは元の楽曲を共同で執筆し、1983年にカリフォルニア州のアンカのスタジオにてレコーディングしたとのこと。当初はアンカのデュエット・アルバム『Walk a Fine Line』に収録される予定だった。だが、アンカいわく、『Thriller』をリリースしてスーパースターになったマイケルがテープを持ち出したという。当初「I Never Heard」と題されていた同曲を巡って、アンカがマイケルを告訴すると脅迫する事態に陥った。
12日に発表された声明文の中で、ジャクソン財団は「マイケルがツアーにつけた名前と歌詞の内容が合っていたため、この曲が選ばれました。我々はマイケルが歌うこの曲を初公開できて感激しており、かつてないほどの数のファンが反応してくれています。この曲は伝説的なポール・アンカが共同執筆しました」と述べている。
マスターのテープを所持し、著作権の書類には両者の名が記載されているため、アンカは同曲が自分の名前なしに発表されたと知って、行動に出る以外なかったという。「全く同じ曲です。ただタイトルを変えただけです」と彼は語った。アンカは同曲をプエルトリコ出身のシンガー、サファイアに提供。1990年にレコーディングが行われ、シングルとしてリリースされていた。
芸能ゴシップサイト「TMZ」によると、アンカはジャクソン財団のレコード・エグゼクティブ、ジョン・マクレイン氏から、「どうりで良い曲なわけだ。マイケル・ジャクソンが書けるような曲ではない」と言われたと語ったとのこと。「This Is It」はピアノがベースの曲で、マクレイン氏がマイケルのヴォーカルにジャクソン兄弟のバックコーラスを追加して完成した。
マクレイン氏は映画のために50曲をソニー・ミュージックに提供し、「This Is It」が最も良かったとアンカに伝えたとされている。「この曲は他と違うと思っていたが、ようやくなぜだかわかった」と語ったとのこと。
騒動にもかかわらず、アンカは苦い気持ちを抱いていない。「"正直な間違いなら、問題ない"と伝えたんだ。こういうこともあるよ」と語っている。
映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は10月28日に全世界同時公開予定。■