いよいよ残り1か月。異例の1年間ロングラン上映の成果は?
2009年11月6日(金)17時34分配信 ぴあ
『岸辺のふたり』が大画面で楽しめるのは新宿武蔵野館だけ! [ 拡大 ]
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「そもそもは配給会社さんとの雑談から始まったんです」と、新宿武蔵野館の支配人・小畑氏は語る。2004年に劇場公開された際に鑑賞し、DVDを買うほど『岸辺のふたり』のファンだった小畑氏は「この映画を1日1回、毎朝10時から1年間上映する」というアイデアを思いつくも、「配給会社さんも最初は冗談だと思われたみたいですね」と笑顔を見せた。しかし、小畑氏は「最近の映画館は、お客の入りが悪いと上映回数を減らしたり、すぐに上映をやめてしまう。そんな中で、『あの劇場に行けば必ず上映している』という作品があってもいいんじゃないかと思った」という。
しかし上映時間8分の『岸辺のふたり』と、同作を手がけたマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが監督した3分の短編『アロマ・オブ・ティー』の計11分の上映を1年の長きにわたって続けるのは不確定な要素も多く、小畑氏は「上映前は『もしお客がまったく入らなかったらどうするの?』とよく言われました」と振り返る。しかし、開始から11か月を経て、入場者数ゼロの日は1日もなく、リピーターはもちろんのこと、中には東北や九州から訪れる観客もいたという。
そんなロングラン上映も残り1か月。小畑氏は「今回の上映は、商売という点では決していいアイデアではないかもしれません。それでも、継続することに意義があると思いましたし、お客様に新宿武蔵野館という劇場の“映画に対する想いと姿勢”を見せたかった。残り1か月ですが、ぜひ劇場に足を運んでいただければ」とコメントしている。
『岸辺のふたり』/『アロマ・オブ・ティー』
新宿武蔵野館にて12月6日(日)まで上映中
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