マドンナ、マイケルについて米誌に独白
2009年10月21日(水)0時0分配信 MTV
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9月に開催されたMTVの音楽授賞式「MTV Video Music Awards 2009」にて、「心から書いた」というマイケル・ジャクソンについての感動的なスピーチを披露したマドンナ。19日に米「ローリング・ストーン」誌電子版に掲載されたインタビューで、マイケルとの思い出や彼の才能について長々と語っている。
マドンナは子供の頃から、後に友人となったマイケルに魅了されていたという(註:ユダヤ教のラビ、シュムリー・ボテアックの著書「The Michael Jackson Tapes: A Tragic Icon Reveals His Soul in Intimate Conversation」によると、マイケルはマドンナにさほど良い印象を抱いていなかったようだ)。「私は猛烈に大好きだったの、ぞっこんだったわ」と彼女は述べた。「彼は度肝を抜くような才能の持ち主だった。彼の歌は、全く子供っぽくなかった」。
その後、キャリアの初期にマイケルと出会う機会に恵まれたマドンナは、初対面をこう振り返っている。
「80年代前半に、当時マイケル・ジャクソンのマネージャーだったフレディー・デマンと働き始めたときに、彼と出会ったの。マディソン・スクエア・ガーデンでのコンサートを観て圧倒されたわ。非の打ち所がなかった。ヘルムスリー・パレス・ホテルでパーティーがあったの。彼はとてもシャイだったけど、私はワクワクしたわ」。
その後、2人はたくさんのことで共感した。共にメディアのアイコンで、同じ年の同じ月に誕生した、というだけではなかった。コラボレーションをしようとしたが、最終的には実現しなかった。
「一緒に遊んでいた時期があったの」とマドンナは同誌に伝えた。「彼は私と仕事をしたがっていたわ。きっと私をもっと知りたかったんだと思う。私も同じだった。誰かと一緒に曲作りをするって、奇妙な経験なの。壊れやすい、シャイな気分になるのよ。ジャスティン・ティンバーレイクと仕事をしたときにも、そういう風に感じたわ」。
「一緒に曲作りをすることは、とても親密な体験で、絶対的な力に投げ込まれるようなものなの。"位置について、用意、作れ!"っていう感じよ」とマドンナは続けた。
「"この人に感心してもらいたいけど、私のアイディアをバカバカしいと思うかな?彼らのアイディアがバカバカしかったらどうしよう?素直になっていいのかな?気を悪くしないかしら?"っていう、様々なハードルを越える必要があるわ。新たなレベルに達するために、クリエイティブになるために、最終的におしゃべりしたり、遊んだりしなければならないの」。
「だから私たちもそうしたわ。うまくいくか試すために、映画を観たり、ディナーに行ったり、遊んだり、アカデミー賞に行ったり、ふざけたりしてね」とマドンナは続けた。「彼はリラックスしてくれた。サングラスを外して、ワインを飲んで、私は彼を笑わせることができたわ」。
VMAのスピーチでも語っていたように、マドンナはマイケルの幼少期が彼に与えたであろう影響について強調した。
「すべては私の意見に過ぎないわ。私は彼とそこまで親しくなかったから。他人から自分がどうあるべきかと言われる前に、良い子供時代を過ごして、世界における自分の存在を確認できるのは良いことだと思うの」とマドンナは述べた。
「失敗もできて、純粋で居られるようなね。それによって自信がつくわ。彼はそういうスタートを切らなかったんだと思うの。憧れの的として、有名でいる以外に、彼は自分の存在感を感じていたかしら?そのような状態で生き残るのは大変なことよ。きっと彼は自分に向けられた注目を不安に感じて、自分の仕事に対して愛憎の絡み合った感情を持っていたんじゃないかしら」。
マドンナはまた、マイケルの曲作りの才能について語っている。「自分が「Billie Jean」や「Wanna Be Startin' Somethin'」を書いていたら、どんなに良いかしら。気に入らなかった曲なんてないわ」と彼女は述べた。
長年に渡り、まぶしいマスコミの注目の中に居ることが、どのようなものなのか理解できる者として、マドンナはマイケルの最後の日々について悲しい見解を示している。
「彼には親しい友だちがいなかったみたい。最後の10年間は、誰もが彼を見捨てたり、ひどいことを書きたてたりしていたわ」とマドンナは語った。
「私も真実ではないことをたくさん言われてきたし、彼に対する非難の声が真実だと思ったことは1度もない。でも、彼は公私に渡って、その状況に折り合いがつけられなかったみたい。そういう状況は、自分を破壊しかねないのよ。彼が亡くなったとき、誰もが口を揃えて素晴らしい天才だったと言っていたわ。でも、失う前に理解することが大切よ。これは大きな悲劇だと思う」。
「MTV Video Music Awards 2009」でのマドンナのスピーチはこちらのページで配信中。■