辻仁成が新作映画で明かした複雑な家族関係
2009年10月29日(木)10時0分配信 日刊ゲンダイ
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作家の辻仁成が監督を務めている映画「ACACIA」。東京国際映画祭のコンペに出品され、グランプリは逃したが、作品の中で辻自身が抱える複雑な家族関係を垣間見ることができるというので話題になっている。物語は息子を失った元プロレスラーが、周囲に心を閉ざす孤独な少年と暮らしながら心を通わせていく人間ドラマ。
辻は95年に南果歩と結婚して男児をもうけ、その後、離婚。02年に中山美穂と再婚し、04年に男児が誕生。現在はパリを拠点に活動を行っている。離婚した南は05年に渡辺謙と再婚している。
辻が映画の少年と重ね合わせているのは、南が引き取った14歳になる息子のことだ。22日の会見で辻はこんなことを語った。親の事情で息子を犠牲にしたため、「責任感やツラさを感じている」と辻。多感な時期を迎えている息子とギクシャクしている様子で、息子のために映画を作ることで「キレイ事かもしれないが、(息子が)僕は忘れられていなかったと思ってくれたら……」と真情を吐露した。
気になるのは妻・美穂のことだが、ある記者が「美穂さんは映画を見たのか?」と質問すると、苦笑しながら「台本が出来上がった時に見てもらった。“こういうセリフは(息子は)聞きたくないんじゃ……”というアドバイスには従って赤で直した。赤字は彼女が息子の存在を認めてくれたことだと思っている」。
なんだか辻に都合のいい話のような気もするが、美穂夫婦は微妙なバランスの上に成り立っているようだ。
(日刊ゲンダイ2009年10月26日掲載)