仕事復帰を急いだ押尾学は「人間失格」
2009年11月7日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ
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●薬物裁判では極めて厳しい判決が出たのに
押尾学(31)の薬物事件は、今月2日に懲役1年6月、執行猶予5年の有罪判決が下された。井口修裁判官は、押尾のMDMA使用の経緯や供述について「不自然で、信じがたい」と厳しく指摘。検察だけでなく、裁判所も押尾に対して不信感を抱いていることが浮き彫りとなった。
さて、当の押尾といえば、執行猶予が付くことを見越し、判決公判前から動き回っていた。“内幕本”を準備しているといわれ、さらに親しい知人に「再びハリウッドに挑戦したい」と漏らしていると伝えられた。海外復帰計画はスポンサー筋も見限って消滅したともっぱらだが、だいたい、この男の頭の中はどうなっているのか。「順序が違うだろ!」と憤りの声が上がっている。
そもそも、押尾事件は単なる薬物事件とは性質が異なる。犯行現場となったマンションでは銀座ホステスの田中香織さんが変死していて、田中さんの遺族は“なぜ救急車を呼んでくれなかったのか”と訴え続けている。それらについて、今に至るまで押尾からは何ら謝罪も釈明もなく、不審点だらけだ。芸能評論家の肥留間正明氏がこう言う。
「押尾は法廷で“クスリは田中さんに勧められた”と証言し、さらに肉体関係まで赤裸々に暴露しました。まさに『死人に口なし』です。これでは田中さんの遺族はやり切れません。押尾には期待するだけ無駄かもしれませんが、彼には“人としてそれでいいんですか?”と問いたい。芸能活動再開うんぬん以前に、田中さんの遺族に対して何らかの発言があってしかるべきだと思います」
押尾は8月31日の保釈後にサンダル履き姿で現れてペコリと頭を下げたが、あれはマスコミ向けの“ポーズ”だろう。もっとも、近日中にも保護責任者遺棄容疑などで動きがありそうだ。“逃げ得は許されない”という見方がいよいよ強まっている。
(日刊ゲンダイ2009年11月4日掲載)