“超マジメな喜劇俳優”が難役に挑戦
2009年11月8日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ
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「こんなに難しい役は記憶にない。これまでは軽い喜劇が多かったから、今回は叙情喜劇と銘打っているけど、ちょっと重かったですね、ハハハ」
劇作家・矢代静一の72年初演作品。妻を亡くした大学教授が初七日の席で、7人の娘の中に妻の不貞で生まれた娘がいることを知る。しかもその娘は実の父親と関係が……。
昨今の昼ドラのようなドロドロ愛憎劇になりかねない物語だが、気鋭の演出家・西沢栄治は、さわやかで現代的な家庭劇として描く。小林は父親役。
「背景に戦争の影があり、妻の過ちにも理由があるので、心理表現が難しくて……」
劇団東京サンシャインボーイズ出身。三谷幸喜の作品に欠かせない俳優であり、テレビ、映画で活躍中。
子供の頃から周りに「マジメ人間」とはやされたという超マジメ俳優だ。
「そんな自分の殻を破りたくて破天荒な生き方ができる役者になったんです」
もっとも、サンシャインボーイズ時代には、(舞台設定の)7階ビルから奈落に墜落したり、ミュージカル「オケピ!」の大阪公演初日に飲み過ぎて声が出なくなったり、三谷幸喜に「マジメなのに致命的な失敗をする」と呆れられた。
「役者としての目標は?」の問いに「武術には免許皆伝があるけど、役者は一生修業です」とやっぱり生真面目なコメント。
※プリエール・プロデュース「七本の色鉛筆」は6〜15日、赤坂REDシアターで上演。ほかに岡森諦、佐藤真弓、江間直子、高橋麻理ら出演。4700円。(電話)03・5333・6590
(日刊ゲンダイ2009年11月5日掲載)