天国の南田洋子は泣いているんじゃないか
2009年11月9日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ
-PR-
南田が安らかな眠りに就くのはいつになるのか――。日刊ゲンダイ本紙の指摘したようになってきた。追悼企画がピンチになっているというのだ。
10月21日にくも膜下出血のため亡くなった女優の南田洋子(享年76)。晩年は認知症を患い、夫の長門裕之(75)がかいがいしく自宅で介護する“老老介護”の様子が、昨年11月にテレビ朝日のドキュメンタリー番組「報道発ドキュメンタリ宣言」で放送されて大反響を呼んだ。視聴率は22.9%を記録。
「女優だった南田の変わり果てた姿をテレビカメラの前にさらすのは長門にとっても勇気がいったはず。しかし、南田の入院費用など何かと物入りだった長門にとって、テレビ局の金銭的なバックアップはありがたかったと思います」(芸能関係者)
有名人の夫婦の赤裸々な姿は放送後も世間の関心が高く、長門のテレビ出演や本の出版などの仕事が急増。講演にも引っ張りダコだった。これに大手芸能プロが助け舟を出した。
「認知症、介護という障害を乗り越えた夫婦物語は感動的な内容になる。大手プロとしてはそこそこの好条件を持ちかけて長門サイドに接触しました。長門も大手プロの申し出に対して感謝し、テレ朝以外の局でドラマ化や映画化のプランが現段階で進行しているのです」(芸能関係者=前出)
しかし、長門、南田に関心を示し、これまで長門らを物心両面で支えてきたのはテレ朝である。その関係がグチャグチャになりつつあるのだ。
「南田の葬儀、告別式も本来はテレ朝側が仕切るはずでしたが、大手プロの仕切りになりました。今月2日に放送された『ドキュメンタリ宣言』の追悼番組では長門サイドが条件面で難色を示し、放送中止寸前まで追い込まれたというのです。2日の視聴率も8.2%でした」(テレビ関係者)
こうなると映画化やドラマ化もスンナリいくとは限らない。天国の南田のことはそっちのけという気がしてならない。
(日刊ゲンダイ2009年11月6日掲載)