肥留間正明の芸能斜め斬り 制作者が安易に作っていない番組を手本に
2009年3月14日(土)15時0分配信 リアルスポーツ
-PR-
ドラマの半分は英語のせりふだが、見事な発音には全く違和感がない。外国人を前にして堂々と渡り合う演技は、過去にも伊勢谷のほかは見当たらない。鋭い眼光に歯切れのよいせりふ、痩身の体格をみると、役にのめりこむ俳優の心構えを垣間見ることができる。これまでにないタイプの俳優として、これから国際舞台でも十分に通じる俳優に成長することだろう。
カローラのCMに出演した木村拓哉が世界を席巻するカローラとすれば、伊勢谷はさしずめポルシェ。インテリジェンスが漂う高級感とダントツのスピード感は、大衆車のカローラとは全く性格が異質だ。正直言って伊勢谷についてはほとんど知識がなかったが、圧倒された。吉田茂役の原田芳雄の枯れた演技も光っている。かつてのギラギラした個性はすっかり消えている。世代交代を意識せざるを得ない。
俳優からキャスターに転進した大和田獏の存在も気になる。彼は現在テレビ朝日「ワイドスクランブル」の司会を担当しているが、その歯切れのよさと突っ込みは、ジャーナリスト、アナウンサーを凌ぐものがある。
俳優、もしくはタレントの司会者は、過去の例を見る限りお飾り的な存在が大半だった。知名度、人気をあてにした抜てきがほとんどで、評価に値しないタレントキャスターが多かった。
しかし獏さんは違う。年金問題、定額給付金などの政治問題についても数字からその背景までに至るまで、実によく勉強して番組を引っ張っている。そして渦中の政治家へのインタビューでもこびず、おくすることがなくきちんと突っ込んでいる。時にはけんか腰で当事者に噛み付くことさえある。
さらに仲間であるタレントの不祥事にも手厳しいコメントをしている。局アナやひも付きの記者だったら、ここまではできないだろう。
奥さんの岡江久美子もTBS「はなまるマーケット」で新境地を開拓したが、夫婦そろって異彩を放っている。
この二人に共通することは、制作者が安易に番組を作っていないことだ。
ひな壇タレント、おバカタレントや見せ掛け人気のタレントを起用せずに、実力と知性のあるタレントを優先している。今後の番組作りの参考になるはずだ。
【他にはこんな記事も!!】
最新写真集がバカ売れの深田恭子はどうして痩せたのか?
高須基仁のメディア国士無双 当日は“土俵”で羽子板を贈呈する
グラドル直撃インタビュー 長尾麻由
■内外タイムスとは
当たる!!と評判の競馬から、文化、レジャー、芸能報道。野球、格闘技などのスポーツに、政・財界の内幕情報が満載の夕刊情報娯楽紙!