肥留間正明の芸能斜め斬り ギャラクシー賞はNHKの独壇場になる
2009年6月6日(土)15時0分配信 リアルスポーツ
-PR-
ギャラクシー賞といえば放送批評懇談会という放送・マスコミ関係者が1963年に創立している。私の知人の新聞記者やテレビ関係者も何人かメンバーだが、皆さん本当に放送界の将来を考えている人物。レコード大賞とは違って商業主義の中で選定されていないだけに放送界ではその信頼度が高い。
実は芸能関係者の間では、この賞への評価が高まっており、賞を欲しがるプロダクション関係者や役者も多くなっている。近年これといった放送界の賞がないだけにこれからも大きく育って欲しいものだ。
そのギャラクシー賞の審査員が嘆いていたのは、民放が制作した番組が審査対象にないほど作品が貧困ということだ。今回の大賞も冒頭のようにNHKが獲得している。つまり民放ではすでにドキュメントといった時間のかかる番組を制作する局など見当たらない。これからギャラクシー賞を獲得するのはNHKだけということにもなりかねない。特にその傾向はドラマの中に現れている。今回は「選奨」の中にフジテレビ開局50周年番組「風のガーデン」と「ありふれた奇跡」、個人賞として二宮和也出演の「流星の絆」が選ばれているだけ。これらのドラマはフジテレビとTBSが局制作したドラマ。つまり下請けの制作会社が限られた制作費の中で作ったドラマではないのだ。何も下請け会社が制作したから質が悪いというわけではないが、局制作の潤沢な制作費の中で作られた番組しか受賞できない環境なのだ。
実際に「選奨」の8作品の中にはNHKの番組が2本入っている。民放では地方局制作の番組が4本入っている。逆にキー局のTBSやテレビ朝日、日本テレビなどの作品が全く入っていない。それだけキー局制作の番組が劣化している証拠だろう。一方、NHKは6000億円以上の膨大な予算の中からふんだんに制作費を捻出できる。しかも番組で使ったコンテンツの本を子会社に作らせる天下り体制も完成させている。ギャラクシー賞はNHKの独壇場になるのは間違いない。
【他にはこんな記事も!!】
木村拓哉 涙ぐましい番宣営業
高須基仁のメディア国士無双 男の下半身は永遠に不滅
安達祐実の母・有里がAVデビュー
■内外タイムスとは
当たる!!と評判の競馬から、文化、レジャー、芸能報道。野球、格闘技などのスポーツに、政・財界の内幕情報が満載の夕刊情報娯楽紙!