使い道はシンプルながら、その仕組みはかなり複雑!
2009年9月11日(金)11時0分配信 R25
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あらためて「クロノグラフ」と呼ばれる腕時計をいろいろチェックしてみると、文字盤の中の小さな針は、2つだったり、3つだったり。また、文字盤の周りには細かい目盛りがたくさん…。これらの正体はいったい…、スピードメーター? 温度計?
自分アピールの好アイテムである腕時計。せっかくの“オトコらしさ”を見せるチャンスなのに、自分の時計にどんな機能があるのか、そのこだわりを語れないようでは、ちょっとイタイ…。
今回は、クロノグラフの機能について、シチズン時計の時計事業企画本部・仲川眞司さんにお話を伺いました。
ええと、そもそも「クロノグラフ」と呼ばれる時計の定義って、なんなのでしょうか?
「クロノグラフというのは通常の時刻以外にも時間を計測できる機能のことを指します。一般的にはストップウオッチ機能が付いたものをクロノグラフと呼びます。特長は“インダイヤル”という小針があることですね。これは2つ、あるいは3つあり、2つのものではそれぞれがストップウオッチの秒と分、3つのものでは、それに時が加わります」
ということは、この“小さい針”は、全部ストップウオッチだったんですか? てっきりそれぞれの針にいろんな機能があるのかと思っていました…。
「腕時計の中には、充電量を表示するものや、カレンダー、月の満ち欠けを表示するなど、いろいろな機能が付いているものもありますが、いわゆる“クロノグラフ”という場合は、ストップウオッチ機能のことですね」
結構シンプルなものだったんですね…。でも、どうして時計にストップウオッチが必要なんでしょうか?
「もともとは飛行機のパイロット用として、燃料消費量が計算しやすいように発案されたものといわれています。離陸してからどのくらい経っているかを即座に知るためですね。一般に販売され始めたのは60年代。その当時は機械式でしたが、80年代に入ってからクオーツ式も登場し、今では電子的にインダイヤルを動かすものが主流になっています」
なるほど。そうやって技術の向上につれ、インダイヤルも2つから3つに増えていったわけですね。
「3つになることで、今では11時間59分59秒まで計測できるようになりました。それにともない、構造もどんどん複雑になってきています。最新式のものだと部品点数が200を超えていますから」
ええっ、200以上も!
「時刻表示の機構とは別に、インダイヤルを動かす動力も必要なので。それに加え、今や腕時計は“五感”で楽しむ時代。ストップウオッチの針を“帰零”(リセット)させる際のボタンのクリック感や針の戻り方など、電子的な機構への進化で損なわれてしまった見た目や手触りのアナログ感については、逆に機械式当時に近づけるよう工夫されているものもあります。この機構はちょっと専門的な話になるので説明しにくいのですが…、簡単に言うと、バネの連結とハートカム、レバーを使って…」
わ、わかりました! とにかく超難解な仕組みで動いているわけですね。それにしても、ストップウオッチ機能のためだけに精緻な機構を進化させる一方で、使用感の部分にはアナログ感を残すために、さらに手を加えるなんて…。まさに“オトコのこだわり!”という感じの腕時計なんですね!
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25.jpから一部抜粋したものです
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