猫がマタタビをだ〜い好きなのはなんで?
2009年9月21日(月)11時0分配信 R25
-PR-
「好きで好きでもうたまらん!」ということの例えに使われる言葉なのですが、こんなことわざが生まれてしまうほど、猫はマタタビが大好きであるといわれているんです。確かにうちの猫も、マタタビをあげると、クネクネと体をくねらせて、ヨダレをたらしたり、恍惚としてしまいます。
でも、どうして「マタタビ」だけが猫の好物として、こんなにフィーチャーされてきたのでしょう? 今回は徹底的に「猫とマタタビ」について調べてみたいと思います!
そもそもマタタビって何だか、知っていますか? もうこの際なので、こんな低レベルなことから教えてもらおうと思います! 日本のネコ科動物研究の第一人者で、伊豆ねこの博物館館長の今泉忠明さん、よろしくお願いしま〜す!
「マタタビというのは、日本の山などにも自生している落葉樹で、その実は古くから滋養強壮のための漢方薬としても知られています。昔の旅人が疲れたときにマタタビの実を食べたところ、元気が出て“また旅に出た”という言い伝えから、『マタタビ』という名前がついたともいわれているんです」
でも、肉食の猫が植物のマタタビを大好きなのはどうして?
「猫はマタタビをエサとして食べるわけではなく、匂いに反応するといわれています。“猫がマタタビに酔う”といわれる反応は、マタタビに含まれている揮発性のマタタビラクトンという成分が猫の大脳をマヒさせ、眠気を引き起こし、運動中枢やせき髄などの反射機能を鈍らせることで起こります。いわば人間にとっての麻薬のようなものですね」
麻薬!? じゃああんまり常用すると、体に悪いのでは?
「常用すると呼吸不全を引き起こす場合もあるといわれています。ただ、マタタビに対する反応には個体差があり、なかには無反応の猫もいます。また神経の高ぶった猫に与えると、落ち着きを取り戻したり、体調の悪い猫が元気になったりすることもあります。猫の反応の強さや、体調に合わせて上手に使えば、万能薬として役立つこともありますよ」
飼い主である人間が、うまい具合に使ってあげるのがポイントってことですね。
ところで、マタタビの陶酔効果って猫にしか効かないんですか!? 人間にも麻薬のように働くことがあるとか…?
「人間には滋養強壮の効果しかありません。でも同じネコ科の動物では、ライオンにも同様の効果があることが動物園の実験で明らかになっています。いつもは威厳たっぷりのオスライオンが、ヨダレをたらし、おなかをさらけ出して寝転んだりと、猫と似た反応を示しました。でも、その他のネコ科動物のトラやサーバルは、それほど強い反応を示しませんでした。これがなぜなのか、まだ解明されていないんです」
マタタビにはまだまだ謎がいっぱいあるんですね〜。人間にも効くマタタビがあれば、めんどくさい上司もてなずけられるのになあ…。
(R25編集部)
ネコってホントにマタタビが好き?はコチラ
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25.jpから一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25.jpでは図・表・写真付きのコラムを掲載しております
■「カルチャー」に関する過去のイチオシ記事
・マタタビに代わる猫の媚薬を探せ! (2009.09.10)
・「猫カフェ」に集う男子ってどんな人種なの? (2009.08.27)
・猫好き男子に学ぶ恋愛を長続きさせるコツ (2009.08.27)
R25.jpの記事をもっと見たい方はコチラ。