何時間書きたくれば鉛筆は使い切れるのか?
2009年11月8日(日)11時0分配信 R25
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いずれにせよ、こうなると、気分は完全に「より早く終わらせる」ことにシフトしています。そして、より早く使い切るためには、効率のよい書き方が必要です。小さい円をひたすら書いたり、大きい円をぐるぐると書いたり、さらにはシュッシュッと長い「一」を書いてみたり。いろいろ試しましたが、もっとも効果的だったのは7cmほどの斜め線を高速で上下に往復で書き続けること。手首のスナップも効かせることで、強い筆圧をかけたまま書き続けられるのです。
ちなみに、小さな円は書き続けているうちに鉛筆が手からずれて持ち直す頻度が高く、はかどりません。また、試しに文字をびっしりと書いてみたのですが、芯の減り方はとってもスロー。すぐにやめました。まあ、これが鉛筆本来の使用法なのですが…。
また、短くなって通常の持ち方では持ちにくくなってからは、便利な補助軸も導入しました。ここで気づいたのが、手のひらに収まるほど短くなった鉛筆は、補助軸がない方が強い筆圧をかけられ、芯の消費が早いということ。もちろん、持ち方はめちゃくちゃなうえに、文字の書きやすさは補助軸があった方が格段に上ですので、お勧めはしませんが。
そして、スタートから6時間で、ついに残り2.2cmにまでたどり着きました。これまでの時間経過は以下の通り。
スタート 17.6cm
1時間後 15.7cm ここから左手も導入
2時間後 12.9cm 短くなったと少し実感
3時間後 10.0cm 何を思ったか絵を描いてしまう
4時間後 7.8cm これぐらいの長さは筆圧がかけやすい
5時間後 5.4cm チョークで書いているような感覚に
6時間後 2.2cm 鉛筆というより消しゴムのような持ち方に
鉛筆削りを使用すること57回、長さが2.2cmになったところで短すぎて鉛筆削りで削れなくなったため、カッターを持ち出して芯先を削り、また書いていきます。そして、残り1.4cmで、カッターでも削ることは不可能に。ここで芯のみを取り出して、指先でつまんでまた書いていきます。もう残りはわずか。ダーッとやればすぐに終わるだろう…。しかし、この考えが甘かった。
短い芯だけだと持ちづらくてとっても書きにくいうえに、筆圧もかけられないため、薄い線しか書けないのです。鉛筆が芯だけではできていない理由がなんとなくわかった気がします。
それでも芯だけになってから1時間かけてなんとか3mmに。爪の先で挟んだり横にしたりしてなんとか書いていたのですが、ついに限界がきました。挟めないし、横にして指で押さえつけながら転がしても、色がとてもうす〜くしかつかない。というわけで、ここで使い切ったと判断、終了です。
スタートから要した7時間37分。うち27分は休憩していたので、実質、鉛筆は7時間10分で使い切る、という結果に。ただ、これはあくまでも文字を書かずにただノートを塗りつぶしていったもの。普通に文字を書いていたら、どれだけかかったかと思うとぞっとします。裏を返せば、鉛筆は1本でもとっても長持ちするものだということ。ふだんはパソコンのキーパンチばかりの日々を送っている僕ですが、鉛筆の底力を体感させられました。
ちなみに、今回の実験で使ったB5のノートは68頁分。一面を鉛筆で真っ黒にする作業は、クレヨンで遊んでいた幼稚園のころに戻ったようで懐かしくもありました。ただ、いい大人が無表情で一心不乱にノートを黒く塗りつぶし続ける行為に向けられる周りの視線は、非常に冷たいものであったことを記しておきます。自分としては、ノートと同様に黒くなった両手も含め、勲章のように感じていたんですが…。
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびR25.jpから一部抜粋したものです
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