民主党新人の斉藤進氏 [ 拡大 ]
鳩山由紀夫首相が26日に行った所信表明演説の終了直後、民主党席から閣僚席を巻き込んで起こったスタンディングオベーション。憲政史上でも珍しい光景は、新人衆院議員が感極まって立ち上がって拍手、それが自然に広がったものだった。
この議員は静岡8区で自民党の塩谷立前文科相を破って初当選した斉藤進氏(38)。斉藤氏は27日、夕刊フジの直撃取材に、「青森で、息子が職につけず自殺した母親の話をはじめ、この国の最高責任者が、弱者に思いをはせている事実に、感極まった。オバマ米大統領の演説では、与党が立って拍手をする姿をよく見る。周囲は見ていないが、ここで立たずしていつ立つのか、という気分だった」と語った。
斉藤氏は静岡県浜松市出身。自衛官だった父の姿を見て安全保障に関心を持つようになり、政治家を志した。中大在学中には弁論部で活躍し、サラリーマン、東京都小平市議、代議士秘書などを経て8月の総選挙で初当選。市議時代から社会保障に関心を持つようになり、第1希望の厚労委員会に配属された。
自民党の谷垣禎一総裁が「ヒトラーの演説にヒトラー・ユーゲント(ナチスの青少年組織)が賛成しているような印象を受けた」と揶揄したことについては、「党からの指示は一切なかった。大学卒業後、イスラエルに滞在したことがあるが、ドイツ人もイスラエル人もナチスについては深い傷を抱えている。国際社会では冗談でも言ってはいけないこと。野党第一党の総裁として、残念だ」と反論した。