民主党の小沢一郎幹事長に新人議員が反旗を翻した。予算の無駄遣いを削減する行政刷新会議の事業仕分け作業が中断している問題で、元愛知県犬山市長の石田芳弘衆院議員=愛知6区=が28日付の産経新聞のインタビューで、選挙対策ばかりを強調する党側の姿勢を批判したのだ。腹をくくった宣戦布告と思われたが…。
先週末から続く政府と民主党の混乱劇。仙谷由人行政刷新相率いる事業仕分けチームの国会議員32人のうち14人が新人議員だったことに、事前に何の調整もなかった党側が反発したもの。
仙谷氏が近く小沢氏に会って理解を求める方針だが、こうした中、小沢氏の宿敵・小泉純一郎元首相に似た風貌で知られる石田氏の怖い者知らずのインタビュー「選挙より政治をさせて」が掲載された。
石田氏は《行政刷新会議は鳩山内閣のひとつの目玉だ。刷新会議のような仕事をやらないと、政治に対する信頼は戻らない》と語ったうえで、「新人議員は選挙優先」という姿勢の党側を意識してか、《次の選挙のことを言うのは『政治屋』、次の時代を語るのが『政治家』だ。党側も選挙のことばかりではだめだ。私だけでなくみんなが思っている》といい、まるで、小沢氏を「政治屋」かのように表現しているのだ。
新人議員による前代未聞の小沢氏批判。石田氏は関係者注目の中、28日朝のテレビ朝日系「やじうまプラス」に生出演した。
過激な言動が聞かれるかと思われたが、石田氏は「小沢氏を批判したわけじゃない。私は地方で行政をやってきた。いわば中小企業のオヤジみたいなもの。現場の声を国政に伝えたい。小沢氏は分かりやすい。リーダーシップがあって尊敬している。怖さと畏敬の念がある。あの方は他人の話も聞きますよ」とトーンダウン。
ライオン宰相もどきでは、やはり剛腕幹事長にはかなわない!?